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おぼえてくべきお金の基礎~新社会人になるあなたに【前編】

    

こんにちは、編集者Mです。新たな一歩を踏み出して社会人としてのキャリアをスタートさせる皆さんへ伝えたいお金の基礎、金融のいろは。これからの人生で、お金というものは欠かせない要素となります。
初めての収入や支出、そして貯蓄や投資について、様々な選択をすることになるでしょう。お金に関する知識やスキルを身につけることは、自己成長や将来の安定につながる重要な一歩です。しかし、金融や投資の世界は複雑であり、初めての方にとっては戸惑うこともあるかもしれません。そこで今回は、新社会人の皆さんが覚えておくべきお金の基本を、わかりやすく解説していきます。
お金に関する基本的な知識やスキルを身につけることで、将来の自己実現や安定した生活を送るための土台が築かれます。お金の大切さや賢いお金の使い方を学び、明るい未来に向けて一歩ずつ進んでいくための支援となれば幸いです。

1.社会人として独立し、充実した生活を送るために~金融についての理解と判断力を高めることは大事なキーポイント!

実は現代社会において、社会人として独立すればどなたでもさまざまな金融商品と関わりを持つことになってきます。金融に関する知識と判断力=金融リテラシーを高めることは、私たちがより自立し、安心で充実した生活を送るために欠かせないスキルであり、キーポイントです。さて、金融の判断力を高めるためには何から始めればいいのでしょうか。まず基礎から固めて参りましょう。

1-1.自身の家計をきっちり把握する『家計管理』

金融における基本を学ぶ第一歩は、適切な収支管理を身につけることです。家計を管理し実現するためには、まず現在の収入と支出を正確に把握し、無計画な支出を抑制し、収支の改善に取り組むことが肝要です。まず、毎月の生活費を把握することが家計管理の鍵です。家計の状況を把握するためには、まず「毎月の収入はいくらですか?」、「食費は月にどれくらいかかりますか?」、「光熱費は?」、「交際費は?」など、各項目ごとに把握し、収支のバランスを確認してみましょう。

1-1-1.『手取り』収入を把握

手取り収入とは、個人が働いて得る給与や報酬などの収入のうち、税金や社会保険料などが差し引かれた後に実際に手元に残る金額のことです。具体的には、所得税や住民税、健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料などが手取り収入から差し引かれます。手取り収入は、個人が実際に生活費や貯蓄、支出などに使える金額を示します。この金額が貯蓄や支出の基準となりますので、正確に把握しておくことが重要です。

1-1-2.日々・毎月の支出を把握

家計における支出とは、家庭や個人が日常生活や生計を維持するために行う金銭的な支出のことを指します。具体的には、食料品や日用品の購入、住居費や光熱費、交通費、医療費、教育費、娯楽費などが含まれます。家計の支出は、収入とのバランスを保ちながら、生活や将来の計画を遂行するために管理されます。適切なお金の使い方を見直すためには、まず支出を把握することが不可欠です。支出を正確に把握し、分析するためには、家計簿をつけるなどの方法が有効です。
家計を把握するためには、まず自分が取り組みやすい方法で収支を記録してゆくことです。収支の記録は非常に重要です。どんな形でも『継続すること』が重要とお考え下さい。例えば、レシートを取っておいて後で分類・分析する方法や、パソコンのソフトやスマートフォンのアプリを活用して家計簿をつける方法など…、自分に合った方法で収支を記録し、正確に把握しましょう。これは経営者目線を身に着けることにもつながり、将来的に破綻しにくい体質を学ぶことにもつながります。

1-2. お金の使い方・使い道のために~『収支状況を把握』すること

家計簿をつけることが習慣になれば、支出を再検討することにつながります。たとえば、嗜好品や娯楽費、ギャンブルなどへの支出を見直すことが考えられます。また、通信費や家賃など、毎月の必要な支出についても再考してみましょう。
スマートフォンやインターネット料金などのプランが適切かどうか、生活必需品の費用(家賃、食費、交通費、光熱費など)が予算内に収まっているかなど、見直すべきポイントはさまざまです。また、ギャンブルや買い物に熱中することで借金につながってしまっていることもあります。それが依存であるならば、病気として認識することが大切です。
収支状況をしっかり把握した後は、支出を見直してみましょう。この際には、自分にとって本当に必要なものかどうかを考えることが肝要です。つまり、その支出が生活や目標達成に不可欠なものなのか、それとも単に欲しいだけのものなのかを自問してみましょう。このような自問自答を通じて、無駄な支出を見極め、抑えることができます。その結果、赤字を解消し黒字を確保することが可能になります。無駄な支出を削減することで、より健全な家計を築いていくことができるでしょう。

1-3.『生活設計』ライフプランを考えてゆく

ライフプランとは、自分の人生における目標や希望、そしてそれを実現するための計画のことです。

1-3-1.そもそも『ライフプラン』とは?

具体的には、将来のキャリアや教育、結婚や家族計画、住まいや趣味、リタイアメント(引退生活)など、人生の各段階での目標や希望を考え、それらを達成するための計画を立てることを指します。
ライフプランは、個々の人によって異なるものであり、人それぞれのライフスタイルや価値観、優先順位に基づいて構築されます。例えば、将来の安定した経済状況や、家族との時間を大切にするための働き方の計画、自己成長や趣味の追求、そして老後の生活設計など、多岐にわたる要素が考慮されます。ライフプランを立てることで、目標を達成するための方針や手段を明確にし、将来に向けての準備を進めることができます。また、ライフプランを策定することで、現在の行動や選択が将来の目標にどのように影響するかを理解し、より意識的な生活を送ることができます。

1-3-2.ライフプランをたてると一言でいっても難しいという方に。どういうスタンスでいればたてられるようになる?

ライフプランを立てることは確かに挑戦的な作業ですが、以下のスタンスを持つことで、より効果的にライフプランを構築することができます。

前向きな姿勢
ライフプランは将来の自分や家族のために行う重要な投資です。前向きな姿勢を持ち、自分の人生に対して積極的に向き合いましょう。

柔軟性と適応力
人生には予期せぬ出来事や変化があります。柔軟な考え方を持ち、新しい状況に適応できる能力を身につけましょう。

自己認識と目標設定
自分自身を理解し、自分の望む人生や目標を明確にします。自己認識を深め、それに基づいて具体的かつ実現可能な目標を設定しましょう。

計画と実行
目標達成のための計画を立て、それを着実に実行していきます。計画を具体的にし、目標に向かって一歩ずつ進んでいくことが大切です。

学びと成長
ライフプランを立てる過程で新しい知識やスキルを身につけ、成長していくことが重要です。自己啓発や学びの機会を活用し、自己成長を促進しましょう。

長期的視野とバランス
ライフプランは長期的な視野で考える必要がありますが、同時に現在の生活とのバランスも大切です。将来への準備をしつつも、現在の幸福や充実も見逃さずに大切にしましょう。

これらのスタンスを持ちながら、ライフプランを立てることで、より充実した人生を送るための道筋を作ることができます。

1-4.ライフプランのために把握しておかねばならない『ライフイベント』の選択肢

ライフプランを立てる際に見ておかなければならない選択肢はさまざまです。まず、特に「ライフイベント」と呼ばれる重要な出来事があります。ライフイベントとは、人生のさまざまな局面で起こる重要な出来事や変化のことを指します。これらのライフイベントは、個々の人生において大きな影響を与えることがあります。以下に一般的なライフイベントのいくつかを挙げておきます。

結婚
パートナーシップの形成や家族の拡大に関わる重要なイベントです。

出産
新しい家族の一員が誕生することで、生活や経済面で大きな変化が生じることがあります。

子供の教育
子供の教育を考える際には、保育園や幼稚園、学校、大学などの選択肢や費用、教育方針などが重要な要素となります。

住まいの変更
転居や住宅の購入、または貸し借りの変更など、住まいに関する選択肢があります。

職業の変更
キャリアや職業の変更、転職や退職などの決定は、将来の収入や生活に大きな影響を与える可能性があります。

退職とリタイアメント
仕事からの退職やリタイアメントによって、収入や生活様式が変化します。

老後資金の計画
老後生活に必要な資金を計画することは非常に重要です。定年後の生活費や医療費、趣味や余暇の活動資金などを見積もり、そのための資金を確保する計画を立てましょう。年金や退職金、積立投資などを活用して、老後生活を安心して過ごせるようにしましょう。

医療費の見込み
将来的な医療費の見込みも考慮に入れておく必要があります。健康保険や介護保険、さらには健康維持や予防医療にかかる費用も考慮して、必要なリソースを計画しておきましょう。

非常時の備え
災害や緊急事態に備えるための緊急時の資金も確保しておくことが重要です。万が一の場合に備えて、一定の蓄えを持っておくことで、安心して生活を送ることができます。

これらのポイントを考慮しながら、ライフプランを構築し、必要な資金を確保していくことが大切です。ライフプランは柔軟に変更や調整を行うことも重要です。将来の状況や目標の変化に応じてそれぞれのライフイベントに備えるために、計画的に資金やリソースを管理し、将来の変化に備えることが重要です。

2.まとめ

社会的に独立し、豊かな生活を築くためには、金融に関する知識と判断力を身につけることが不可欠です。後半もぜひご覧頂き、春からの未来に備えて共に学んで参りましょう!