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「AIバブル」と言われ続けているけど、何に投資したらいいの?今からでも間に合うの?

    

安い時に株を買い、その株が大きく上昇すれば資産は大きく増えます。
投資の世界では購入時よりも株価が10倍以上になる銘柄のことを「テンバガー」と呼び、多くの投資家がテンバガーを見つけるために日々研究をしています。
そんな中でテンバガーが大量発生したのが、AI関連銘柄です。あまりにも強烈な株価の上昇ぶりからバブルとも言われますが、実際のところはどうなのでしょうか。
そして、これからAIに投資するとするなら、何を選ぶべきなのでしょうか。

「AIバブル」「AIブーム」と呼ばれる現象について

昨今、AIに関連する株式銘柄の急騰が目立ち、その圧倒的な強さから「AIバブル」「AIブーム」と呼ばれてきました。バブル、ブームとまで呼ばれているのは、AI関連の銘柄があまりにも強烈に上昇し、テンバガーどころか100倍以上の成長をする夢のような銘柄まで誕生しているからです。
その典型といえるのが、半導体大手のエヌビディアでしょう。パソコンにも広く使用されている半導体チップのメーカーで、生成AIなどの稼働に欠かせない高性能半導体チップを製造する世界的な企業です。その成長力がいかに凄まじいか、株価チャートを見てみましょう。

2016年まではずっと株価が1ドル未満で、2016年にようやく1ドルを超えました。それが2026年時点では200ドル前後なので、仮に1ドルの時に買っていたとすると株価は200倍です。
100万円分投資していれば、今は資産が2億円。夢のような話ですが、エヌビディア株ではそんな株長者が大量に誕生しました。これこそ、AIバブルもしくはAIブームと呼ばれる所以でしょう。
他にもオープンAIやアルファベット(Googleの親会社)など、直接AIの開発や運用をしている企業だけでなく、半導体関連やデータセンター関連、電力関連など、AIの開発や製造、運用に必要な業種全般がAI関連銘柄として恩恵を受けている印象です。

AI関連企業に投資する方法

実に夢のあるAI向け投資の世界。それだけに「よし、自分もやってみよう」と思う人は多いでしょう。しかし、そのためにはどうすればいいのかが分からないという人も多いと思います。
そこで、史上空前のAIブームに乗る投資方法を4つ紹介します。

その1 AI関連銘柄を買う

最も直接的かつシンプルなのは、AI関連銘柄と呼ばれる株式を購入する方法です。AI関連銘柄はとてもすそ野が広く(投資家が投資機会を見い出すためにどんどん広げた)、「こんなものまで?」と思うようなものもAI関連として物色されることがあります。
具体的には、以下のようなジャンル、銘柄がAI関連銘柄と見なされています。

〇生成AI、ソフト開発

  • マイクロソフト(Copilot)
  • アルファベット(Gemini)
  • オープンAI(ChatGPT)
  • NTT(独自LLM開発)
  • 富士通(企業向けAI)

〇AI向け半導体、ハードウェア

  • エヌビディア
  • 東京エレクトロン
  • TSMC
  • ルネサスエレクトロニクス

〇AIインフラ

  • Amazon(AWS)
  • ソフトバンクグループ(データセンター)
  • さくらインターネット(データセンター)

〇AI系サービス

  • サイバーエージェント
  • PKSHA Technology
  • ブレインバッド

〇ロボティクス

  • ファナック(産業ロボット)
  • トヨタ自動車(自動運転)
  • ソニーグループ(センサー)

これらの他にも「AIの積極利用で業績を伸ばしている企業」もAI関連と見なされる可能性があるため、実に広範です。
ただし、これらの銘柄はすでにAIブームに乗っかる形で株価が上昇してしまっていることが多く、ここから買ったとしても高値掴みになってしまう可能性があります。短期的な暴落などにつられて株価が下落した時など、タイミングを見計らうことも重要です。

その2 AI関連銘柄を集めたETFを買う

個別銘柄を選ぶのは難しいと感じる人は多いでしょう。また、個別銘柄を物色したとしてもすでに株価が高く、手が出ないとの声も聞かれます。
そんな場合には、AI関連銘柄を集めた投資信託やETF(上場投資信託)が良いでしょう。複数の銘柄で運用しているためリスク分散が図られていますし、自分で銘柄を選ぶ必要がなく初心者が不利になることがありません。
代表的な銘柄は、以下のとおりです。

・iシェアーズ AI グローバル・イノベーション アクティブ ETF (408A)

世界各国の有力なAI関連企業40社に集中投資をするETFです。数あるETFや投資信託の中でも、AI関連銘柄が高騰した時の影響を強く受けます。

・MAXIS米国AIインフラ株上場投信 (552A)

AIインフラとして注目される半導体やデータセンター、電力などの銘柄に集中投資するETFです。

・グローバルX 半導体-日本株式 ETF(2644)

半導体関連の銘柄、その中でもAIとの関連が深い銘柄で構成されたETFです。

これらのETFはいずれも、日本の証券会社の口座で手軽に購入できます
すでに値上がりしている銘柄が多いですが、暴落などにつられて下落した局面で狙ってみると面白いと思います。

その3 (おすすめ)ナスダック100指数連動型の投資信託、ETFを買う

3つ目も投資信託やETFといった「詰め合わせパック」です。こちらはナスダック100指数といって、ハイテク銘柄が多く上場しているアメリカのナスダック市場の中でも時価総額が大きい100の主要銘柄の動向を示す指数と連動する投資信託やETFへの投資です。
ナスダック100指数はアメリカの中でも成長が著しい企業の銘柄が多く含まれていて、GAFAMで知られるGoogle、Apple、Facebook、Amazon、Microsoftに加えて、日本ですっかりおなじみのテスラやコストコなども含まれています。
AIはハイテク業界の新しい業種に分類されるため、AIブームに乗ってナスダック100指数も大きく上昇しました。そしてその勢いは今も続いています。
ナスダック100指数はとても有名な指数だけに、日本やアメリカにたくさんのETFや投資信託があります。信託報酬が安いものを選んで買うのも良いですし、信頼している会社があるのであればその会社の商品を買っても良いでしょう。
ちなみに、世界で最も運用額が大きいのはアメリカの「QQQ」です。
ただし、ナスダック100指数に組み込まれている主要ハイテク株の多くは配当を出しておらず、値上がり益が収入源となります。つまり売って利益確定をするまでは含み益の状態なので、配当金や分配金といった定期的な投資の成果が欲しい人には不向きかもしれません。
どちらかというと長期スパンで積立投資をしたり、NISA口座で定期的に売って利益確定をするといった運用方法が適しています。

その4 (おすすめ)ナスダック100指数関連のカバードコール型ETFを買う

ナスダック100指数を構成する主要銘柄の多くは配当を出していないため、それらを集めた投資信託やETFでは分配金が出ません。それだと面白くない(筆者も含めて)という人には、カバードコール型のETFや投資信託がおすすめです。
カバードコールはオプション取引の一種で、「将来対象の株を買う権利」を売り、株価の下落による損失を限定しながらオプションプレミアム(オプション料金)を受け取る手法です。これだと分かりにくいと思うで、「今後も上昇しそうな指数を買う権利を売ることで、値上がり分を現金化している」と解釈すれば良いと思います。厳密には不正確ですが、ナスダック100指数のように今後も強い上昇が見込まれる指数では値上がりを見込む投資家が多いので、コールオプション(買う権利)が売れやすく、カバードコールによって値上がり分を現金化しやすくなります。
これでもまだ分かりにくいですね(笑)。
要は「ナスダック市場の成長が続く限り、毎月値上がり分が分配される」という解釈でいいと思います。筆者もカバードコール型のETFは2つほど運用中ですが、どちらも年利10%近くの分配金利回りなので、毎月一定の分配金が欲しい人におすすめです。
なお、筆者が保有・運用しているのは、以下の2銘柄です。

  • Global X NASDAQ 100 Covered Call ETF(QYLD・米国ETF)
  • 楽天・米国成長株式・プレミアム・インカム・ファンド(楽天JEPQ)

上記の商品はいずれもほとんど同じような運用内容ですが、敢えて2つに分けているのは、1つ目のQYLDが米国ETFなのでドル建て運用、2つ目の楽天JEPQが円建て運用ということで、通貨のリスク分散を図りました。

AIバブルは崩壊するか

昨今の株高は、ほとんどAI関連銘柄がけん引したものだと言って良いでしょう。それだけ新しい産業として投資家から期待されているということです。まだまだ黒字化は先のことだと思いますが、「これからはAIの時代になる」という社会全体のコンセンサスがマーケットでの値動きに反映しているのだと思います。
この社会的なコンセンサスが変わらない限り、AIへの資金流入は続くと考えています。これまでにもさまざまな新産業が株式市場で注目されてきましたが、AIは社会や仕事のあり方を根本的に変える可能性があるため、市場参加者によっては「まだまだ織り込まれていない」と言います。
9割の労働者の仕事がAIに代替され、1割のAI強者が莫大な利益を得るとも言われていますが、今のところそんな社会が現実になっているわけではありません。つまり、これが本当なのであれば、AIの成長はまだまだこれからが本番だということです
もちろん期待値が先行しすぎて株価が上昇した部分はあるため、こうしたバブル的な部分は調整される時が来るでしょう。しかし、仮に調整による大きな下落があったとしても、AIが一種の社会インフラのような地位を確立していくとなると、まだまだ上昇の余地はあると思います。
もちろんこれは筆者の個人的な見解なので、投資行動の際には自己責任で判断してください。

今後さらにAIは進化する

筆者は本業でさまざまな経営者にインタビューをする機会があるため、彼らからAIに関する見通しを聞くことがよくあります。面白いことに、彼らは異口同音にほとんど同じことを言います。
それは、「AIを使いこなせないと生き残れない」というものです。
会社もそうですし、個人レベルでもAIを使いこなさなければAIに代替され、路頭に迷うことになる・・・という怖いことを話す経営者もいました。確かに、これまでAIによる代替は難しいとされていた業種であっても徐々にAIの影響は強まっているように感じます。
今後特に影響が大きいと思われるのが、医療や介護、運輸などといった業種への進出です。すでに自動運転や介護ロボットなどの開発が進んでいますが、こうしたブルーカラー的な職種にもAIやロボット技術が進出してくるとなると、これまで事務系ホワイトカラー職だけが影響を受けるとされてきたAIへの常識がまたひとつ覆ることになります。
「9割の仕事は代替される」というのも、あながち極端な話ではないのかもしれません。

AIに仕事を奪われるのではなく、AIに働かせよう

AIに仕事を「奪われる」という表現を見ると、AIを脅威に感じている人が多いことを実感します。確かに仕事を奪われそう、すでに奪われたと思っている人にとってのAIは商売敵のようなものだと思いますが、どこまで行ってもAIはツール、道具に過ぎません。AIが政治家になったり指導者になったり、経営者になることはありません。なぜなら、こうした地位を目指すのは人間だけで、AIはその地位に対する欲求がないからです。
AIの進化を過度に恐れることなく、今後もAIが進化して社会の至る所に進出するのであれば、AIに投資をしてその成果を受け取れば良いのです。それを実現できる具体的な方法が、当記事のテーマであるAI投資です。AIが働いてそれを運用している企業が稼げば稼ぐほど、その利益が投資家にもたらされるのですから。
AI関連株の株価上昇で資産増を狙うのも良し、高配当ETFなどを活用して定期収入を受け取るも良しです。安定した収入源を持っておけばAIの進出は怖くありませんし、むしろAIが利益をもたらせる「勝ち組」になれるわけです。

まとめ

何かと話題に上がることが多いAIについて、今回はAIに投資をして利益を狙う方法を解説しました。AIについては脅威論や陰謀論めいた論説も多いですが、今後AIが急になくなったり、退化していくようなことはありません。存在し、今後ますます進化していくのであれば、それを味方につけてお金を稼がせるのが正解です。
「AIに働かせて上納金を得る」というのは、決して絵空事ではありません。まずはそのための仕組みや方法を知って、さらに進む「AIの時代」に備えましょう。