オトクに生きて勝ち組を目指す研究所

史上最高値!爆騰を続ける金(ゴールド)投資の実際とおすすめの投資方法

    

2020年の金融界のニュースといえば、コロナショックという名前までついている株の大暴落が筆頭格でしょう。これについてはカチケンでも色々な記事で言及しているのでここでは割愛しますが、そんな株の大暴落が起きていた時に静かに進行したことがあります。それは、金価格の高騰です。

金(ゴールド)は安全資産の代表格として世界中の富豪たちが金で資産を保有するのは常識になっていますが、それは相場の動きにも顕著に表れました。これはつまり、一般人レベルの個人投資家もこぞって金を買い始めたことを意味します。

かくして金価格は上昇を続け、2020年8月には史上最高値をつけました。高値だけならまだしも、史上最高値です。これはただ事ではないということで、カチケンでは金価格が高騰している理由と、それならばということで金に投資する妙味とその方法について解説してみたいと思います。

1.金相場の仕組みと価格が上昇した理由

金投資を考えたこともないという方にとって、金投資は未知の世界です。金に投資するとはどういうことなのか、金相場で今何が起きているのかといった基本からマスターしていきましょう。

1-1.金が安全資産とされている理由

金価格が上昇する時というのは、世界的に不安要素が大きくなっている時や、他の金融資産のリスクが高まっている時です。それを2020年の時代背景に当てはめてみると、真っ先に思い浮かぶのは新型コロナウイルスの世界的なパンデミックです。ウイルスそのものの毒性や危険性は大きく低下したと思いますが、ロックダウンや需要の低迷などによる経済へのダメージが深刻化しています。

経済へのダメージが深刻になると景気が後退するため、株価は暴落します。そして株価が暴落するとさらに投資家の心理は「守りの姿勢」に入りやすくなるため、安全資産である金に資金が流れるというわけです。

それではなぜ、金は安全資産として長らくその地位を維持しているのでしょうか。考えらえる理由は、主に3つあります。

①埋蔵量、生産量が限られており希少性が失われることはない
有史以来金は富の象徴であり今もその地位は揺らいでいない
工業資源としても価値が高い

だいたいどれも想像の範囲内にあることだと思います。2020年8月現在、世界各国では大規模な金融緩和が行われています。金融緩和を平たく言うと、「お金を発行しまくって市場に供給する」という中央銀行のオペレーションなので、日本やアメリカなどの主要経済大国が金融緩和を続ける限り、通貨量は増え続けます。お金が増えるのは良いことだとお感じかもしれませんが、これが度を過ぎるとお金自体の価値が相対的に低くなり、物価が上昇します。これを、インフレ(インフレーション)といいます。せっかくお金をたくさん手に入れても、インフレが進行すると価値が低くなっていってしまいます。

その点、金は埋蔵量が限られている自然資源です。一説によると金の埋蔵量はこのペースで採掘を続けると2040年頃には枯渇するそうです。それ以降は流通している以上の金を人類は手にすることができないので、一層その希少性は高まり、高騰するかもしれません。

1-2.金とプラチナの逆転現象とは

新型コロナウイルスの世界的なパンデミックにより、世界各国の株が暴落すると、それに反比例するように金価格は上昇を続けました。先ほどからの解説通り、世界中の投資家が資金を安全資産に逃避させている構図です。

こちらは、金価格のチャートです。2019年の7月頃から徐々に価格上昇が始まっていますが、この頃はコロナショックの影響はありません。一度11月頃にそれが緩み、2020年になってからは本格的な上昇を始めています。そして急騰を続け、8月上旬には史上最高値をつけました。その後調整が入って少々相場が緩み、次の方向感を探っている状況です。

このように金価格が大相場を演じているかたわらで、あることが起きていました。それは、プラチナ価格との逆転現象です。プラチナは金よりもさらに希少性が高く、将来的な枯渇も予想されているため金よりも高い価格で取引されるのが普通でした。しかし、この常軌を逸した金価格の上昇によりプラチナの価格を追い抜いてしまったのです。これはどう考えても正常な状態ではないので調整が入ってしかるべきですが、こんなことが起きたのもコロナショックによる相場が特殊だからです。

1-3.金とビットコインの意外な関係

プラチナとの比較の次に、もうひとつ金価格と比較しておくべきものがあります。それは、ビットコインです。実はビットコインには「デジタルゴールド」という異名があります。これはつまり、世界情勢や経済に不安定要因があると金と同じように仮想通貨の筆頭格であるビットコインも買われる傾向があるという意味で、実際にコロナショックでもそのような相関性が見られました。金価格とビットコインの相関性については、以下の記事に詳しい解説がありますので、ぜひそちらもご覧ください。

【参考】コロナ不況にも負けないビットコインが「デジタルゴールド」である理由

これは逆に言うと、ビットコインが上昇している時は金価格も上昇する可能性が高いと判断しやすいことになります。先ほどの金価格チャートを見た後でこちらを見ていただくと、やはり同じ時期に高値を付けていることが分かります。

仮想通貨はとても値動きが荒く、カチケンとしてはあまり投資対象としておすすめはしていません。ここでは「金価格との相関性がある」ことだけを押さえておいていただければOKです。

1-4.個人投資家も金に投資できる

さて、ここまでの解説で金投資に関心をお持ちになった方は多いと思います。それ以前に金投資に関心があるからこそ、この記事をお読みになっている方も多いかと思います。そんな個人投資家の方々であっても、今は金に投資できるおすすめの方法があります。

従来であれば金に投資するとなると大口の投資家や一部の資産家が対象であった側面が強かったのですが、今では効率よく、なおかつ低コストで金に投資する方法があるので安心してください。

1-5.金価格はこれからどうなる?

金投資をお考えの方が最も気になるのは、今後の金相場です。これは金投資のデメリットでもあるのですが、金は持っているだけだと資金は増えません。あくまでも他の金融資産のリスクを避けるための安全資産であり、金価格が上昇した時の値上がり益を狙うための投資商品です。

そこで金価格の今後を展望してみたいのですが、これについてはさすがに誰にも分かりません。特に金相場は史上最高値をつけた直後なので、その後の調整局面では方向感が分からず、当面は横ばいが続くのではないかと見る意見が大勢です。

しかし、米中の軍事的緊張が高まっていることや、コロナショックの影響がさらに拡大するようなことがあると、再びリスク資産から金への資金移動が起きるかもしれません。その場合は再度の史上最高値をうかがう展開も考えられるので、投資妙味自体は継続していると考えています。

2.高騰している今、金投資はアリか

今後の金相場がどうなるのかという展望をお伝えしたので、それをさらに深堀してみましょう。今後金価格がどうなるのかを理解するために、金価格の上昇要因や金投資の正しいあり方についてカチケンの見解を述べたいと思います。これはあくまでもカチケン編集部の見解であり、投資の結果などを保証するものではないことをご了承ください。

2-1.金価格を上昇させる要因

金価格を上昇させる要因は、主に4つあります。これらを理解しておくと、今後の金価格を予測しやすくなります。

2-1-1.株の暴落

株や為替など、相場にお金が流れ込んでいる状態のことをリスクオン、そして逆にこういった相場から安全資産に資金が逃げている状況のことをリスクオフといいます。これまでの解説を総合すると、金はリスクオフ時に上昇する資産であることがお分かりいただけると思います。

リスクオフになった時に最も影響が顕著に表れるのは、株価です。リスクオフが進行して株価が暴落すると、反比例して金価格は上昇しやすくなります。

2-1-2.世界情勢の不安定化

リスクオフの要因は株価だけではありません。世界情勢が不安定化すると、株は売られやすくなります。つまり、株価下落⇒金価格上昇の流れが起きます。これはつみあり、株を売った現金を安全資産に移す投資家が増えるからです。

事実、米軍がイランのソレイマニという司令官を殺害した時にはアメリカとイランの戦争が懸念されたため、相場は一気にリスクオフになりました。株価は下落、米ドルも下落、そして金価格は上昇という流れです。

今後もこうした不安定要因は数多く起きると思われるので、そういったことが起きた時には金価格が上方向に反応しやすい地合いになります。

2-1-3.金融緩和

先ほど少し触れましたが、金融緩和によって通貨供給量が増えると相対的に物価が上昇します。現物資産の中でも特に資産性が高い金にも資金が流入しやすくなるため、金融緩和が進めば進むほど金価格の上昇圧力になります。

コロナショックで日本やアメリカといった主要国は金融緩和の流れが続いており、これが続くと金価格は押し上げられるように上昇するのではないかと見られています。

なぜこう言い切れるかというと、ユーロ高の傾向があるからです。世界の三大メジャー通貨である日本円と米ドル、そしてユーロはお互いにシーソーゲームのように資金が行き来しています。日本とアメリカが大規模な金融緩和をしている一方でEUは金融緩和の消極的なので、ユーロだけは通貨供給量が伸びていません。お金がだぶついている日本円と米ドルに対して、資金量があまり変わっていないユーロ。この流れによってユーロの相対的価値が上昇し、ユーロ円やユーロドルは上値を拡大し続けています。

これと同じことを金相場に当てはめると、供給量が限られている金価格が相対的に上昇すると考えるのは自然なことです。

2-1-4.テクニカル要因

チャートによる相場分析の手法と、テクニカル(テクニカル分析)といいます。相場が上昇を続けていることでチャート的にも強さが顕著に表れるようになるため、外的要因だけでなくチャート的にも買われやすくなります。

なぜなら、人間に代わってAIが売買するアルゴリズム取引は基本的にテクニカル分析で売買判断をしているため、先ほどまでの外部要因で金価格に強さがみられるとそれがチャートに示現し、AIも買いの判断をするからです。

2-2.すでに金は高値圏にある説について

先ほどのチャートをご覧になって、特にチャート分析の方法を知らない方であっても「さすがに高すぎるのでは?」と思われたかもしれません。史上最高値をつけたということで、それ以前の値動きがどうなっていたのかもチェックしてみましょう。

ご覧のように、過去にも1つ大きな山があることが分かります。これは2011年8月頃のことで、当時は東日本大震災によるリスクオフの流れと、金先物がバブル的な高騰をしていたので、それらが相まって史上初の1,900ドル超えを演じました。今回のコロナショック相場ではそれをさらに上回る2,000ドルを突破したのですから、いかに今回の買い圧力が強いかが分かります。

この先、再び高値を目指すのか、このまま調整が進んで下落していくのかは分かりません。しかし、確実に言えることは金の総量は今後も大きく変わることはなく、金融緩和は続くという事実です。この流れが続く限りは最高値圏にある金価格ですが、大きく下落することは考えにくく、再び上値をトライするか横ばいと見るのが妥当でしょう。

2-3.カチケンが考える金投資

カチケンとしては、金を投資の主力に置くことは推奨しません。最大の理由は、持っているだけでは資金が増えることはないからです。あくまでもリスクを回避するための資産であり、長いスパンで将来の価格上昇を狙う性質の商品です。

ポートフォリオといって投資の配分を決める際に、金投資をその一部に組み込むのはアリだと思います。運用している資産のうち10%から20%程度が、妥当な比率ではないでしょうか。

3.金に投資する4つの方法

個人投資家が金に投資するには、主に4つの方法があります。それぞれの投資方法について概要を解説していきます。

3-1.金地金の購入

金地金というのは、金の現物のことです。金地金と書いて「きんじがね」と読みます。金のインゴットや金貨などの形で金庫に保管しておくなど、多くの人が「金を保有する」と聞くと想像する形です。

金地金はインゴットや金貨などの形で販売されているので、それを専門会社から購入することで金投資が可能になります。もちろんこうした金地金は相場に準じた価格で売られているので、将来的に金相場がさらに高騰すれば金地金を現金化する際にも売却益が発生します。

3-2.純金積み立て

純金積み立ては、金地金を取り扱っているような貴金属販売会社が取り扱っている金融商品です。例えば、三菱マテリアルが提供している「マイ・ゴールド・パートナー」などです。毎月数千円から積み立てをしながら、そのお金で金を購入していく仕組みになっています。

投資の世界にはドルコスト平均法といって購入タイミングを分散することで価格変動リスクを平均化する手法がありますが、まさにこのドルコスト平均法を実践できる投資手法です。

1つ目の金地金と同様に、積み立てであっても金の現物を購入する点では共通しています。

3-3.金ETF

3つ目にご紹介するのは、金ETFです。ここから先は次にご紹介するCFDと並んで、金の現物を購入しないのが大きな特徴です。では何を購入するのかといいますと、ETFの場合は上場投資信託です。金の価格と連動するように運用されている投資信託が証券取引所に上場されているので、それが金ETFです。

東証に上場している銘柄だけでも結構な数になるので、何の指標と連動しているかで選んでも良いでしょう。カチケンとしておすすめなのは、以下の銘柄です。

①金価格連動型上場投資信託(1328)

金の1グラムあたりの価格と連動する金ETFです。私たち日本人がおなじみの「金価格」と連動しているので値動きをイメージしやすいと思います。

②WisdomTree金上場投信(1672)

金の国際取引価格と連動するETFです。運用資産額が大きく、①よりも信託報酬が低く設定されているので、低コストです。

③SPDRゴールドシェアETF(GLD)

アメリカで運用されている、世界最大級の金ETFです。①②とは異なり、アメリカの証券取引所に上場されています。日本でも同様のETFが上場されているので(1326)、そちらを購入しても同じ効果が得られます。

3-4.金CFD

ETFに続いて、これまた横文字の金融商品であるCFDをご紹介します。CFDとは特定の商品価格や指標などを参照原資産とするデリバティブ商品で、世界中のあらゆるものを投資対象とすることができるユニークな商品です。

日本国内でも一部の証券会社がCFDサービスを行っており、その中には金CFDを取り扱っているところもあります。詳しくは次章で解説しますが、ETFと並んでカチケンおすすめの金投資方法です。

4.カチケンがおすすめする金投資と投資手法

4つある金投資の方法の中で、カチケンはETFとCFDをおすすめしたいと思います。なぜETFとCFDがおすすめなのか、その理由と具体的な投資方法を解説します。

4-1.個人投資家の金投資、本命は2つ

4つある主な金投資の方法の中で、カチケンとしては個人投資家が取り組みやすい金投資として金ETFと金CFDを推奨します。個人投資家にとって、この2つが本命だとお考え下さい。

なぜ?

そう思いますよね。次項でその理由を解説します。

4-2.なぜETFとCFDなのか

金投資の中でもETFとCFDを推奨するのは、この2つがいずれも個人投資家に向けて最適化された商品だからです。最適化というのはどういうことかと言いますと・・・

  1. 手数料、取引コストが安い
  2. 保管費用が不要
  3. いつでも取引可能
  4. 1日に何度も取引可能でデイトレも可能
  5. CFDの場合は市場が動いている時間外も取引可能

パソコンやスマホから簡単に注文が出せて、株やFXと同じような感覚でトレードができるのは、個人投資家にとって大きなメリットです。朝に買った金ETFや金CFDが昼をすぎて値上がりしたので売って利益を確定する、といったデイトレードもできます。

また、金の現物を購入すると自宅に金庫を設置したり、販売会社に対して保管料を支払うなど、何らかの形で保管コストがかかります。ETFやCFDであれば金価格と連動する金融商品を購入するだけなので現物の保管コストが不要です。

4-3.カチケンがおすすめする投資戦略

カチケンがおすすめする金投資の戦略、ずばり押し目買いです。すでに解説した通り、金価格は史上最高値を付けたあとでもみ合いになっています。大きく下落したのであれば今すぐ買いの妙味がありますが、さすがにまだ高値掴みをしてしまうリスクがあるので、「大きく下げたら買い、そして保有」が基本スタンスになります。

中長期的には上昇していくと見ているので、押し目で買ったETFやCFDは簡単に売却せず、持ち続けるのが良いと思います。とは言っても相場は生き物なので、一時的に大きく値を上げるような場面があったら利益確定の売りをするのも悪くはありません。

購入した金のETFやCFDが購入時よりも下落したら、さらに買い増しの戦略を推奨します。値動きを追いながら安値を拾うのは大変だとお感じの方は、ドルコスト平均法を活用して定期的に一定額ずつ買い増していくのも良いでしょう。

4-4.金ETFを始める方法

金ETF投資を始めるには、証券会社の口座を開設すればOKです。ETFは株と同じように証券取引所に上場されているので、株の売買が可能な口座であれば金ETFも簡単に売買できます

この記事では日本のETFだけでなくアメリカのETFもご紹介しています。これについては海外の株式売買ができる証券会社の口座が必要になります。主要なネット証券などではどこでも可能なので、金ETFの売買において証券会社の優劣はほとんどないと思います。

4-5.金CFDを始める方法

金CFDの取引を始めるには、CFDサービスを提供している証券会社、その中でも金CFDの取り扱いがある証券会社に口座を開設する必要があります。カチケンがおすすめするのは「GMOクリック証券」ですが、その他にも「DMM CFD」や「マネーパートナーズ」などでも同様の取り扱いがあります。

GMOクリック証券をおすすめするのは、CFD取引において早くから取り組んできたので豊富な実績があることと、金以外にも実に多くのCFD商品がラインナップされているので、金以外の投資に進出したいと思った時にも便利だからです。

5.まとめ

史上最高値というのは話題性があるので、そのニュースから金投資に興味を持たれた方も多いと思います。しかし、実際のところどうなの?という疑問をお持ちになった方は多いと思いますので、この記事ではそういった疑問にお答えをしてきました。カチケンがおすすめしているETFやCFDであれば、個人投資家も簡単に取り組めますし、株やFXと同じような感覚で投資ができます。もちろん少額からも可能なので、「軽く一口」の感覚で始めてみてはどうでしょうか?