FIREを選択し、さらに海外移住を検討してみるのはあり?なし?【前編】
こんにちは、編集者Mです。近頃世の中が本当に騒がしくて。物価の上昇、令和の米騒動。しんどいニュースばかりが耳にとどき、ますます「FIRE」してのどかな海そばにでも引っ越して暮らしたい。そんな衝動に駆られています。
今回は、あらためて「FIRE」というライフスタイルはどうなの?というお話と、さらに「FIRE」&「海外移住」ってあり?なし?についてご紹介していきます。これからの生活を豊かで充実したものにするための情報をお届けしますので、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
1.基本的知識そもそも「FIRE」というライフスタイルとは?
「FIRE」というライフスタイルを皆様はご存じでしょうか?近頃はますますメジャーになりつつあるひとつのライフスタイルの考え方、方法論ですが、今一度基本をお知らせします。人生の過ごし方に対する日本人の考え方は、過去と比べて大きく変化し、ますます多様化しています。そのような時代背景の中で、新しいライフスタイルとして注目を集めているのが「FIRE」です。
FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の略です。経済的な自立を達成し、従来の定年を待たずに早期にリタイアすることを目指す生き方を指します。昨今では、医療の進歩や健康志向の高まりにより平均寿命が延び、一生のうちに必要な資金も増加傾向にあります。このため、一般的には働く期間を延長して収入を増やし、老後に備えるという考え方が主流です。しかし、FIREはその流れとは逆行し、早期リタイアを前提とするライフスタイルです。FIREを目指す人々は、生活費を抑えつつ収入を最大限に活用し、投資や貯蓄を通じて資産を増やすことに注力します。これにより、仕事に縛られることなく、自分の好きなことに時間を費やす自由を得ることを目指しています。
一方で、働き続けることが人生の一つの目標と考えている人にとっては、早く仕事を辞めることに対して不安を感じることもあるでしょう。特に、生きがいを失ってしまうのではないか、あるいは長い老後を支えるための資金が不足するのではないかといった懸念が生じるかもしれません。このような不安から、FIREというライフスタイルが万人向けではないと考える人も少なくありません。とはいえ、FIREを実現することで得られる自由と自立は、多くの人にとって魅力的な選択肢であり、その実現に向けた挑戦は、人生の新しい可能性を開くものと言えるでしょう。
2.FIREを達成するために必要なステップとは、どのようなものでしょうか?
FIREを達成するためには、まず明確な目標設定が不可欠です。どのくらいの資産を築く必要があるのか、そのためにどれだけの期間が必要なのかを具体的に計画することから始めましょう。次に、収入を最大化するための手段を検討します。これは、現在の仕事で昇進や昇給を目指すことだけでなく、副業や投資を活用することも含まれます。
収入を増やす一方で、支出を抑えることも重要です。生活費を見直し、不要な出費を削減することで、貯蓄に回せるお金を増やします。この節約の過程では、ミニマリズムや自給自足を取り入れるなど、生活スタイルのシフトが求められる場合もあります。
さらに、資産を効率的に運用するための投資戦略を立てることが欠かせません。株式、不動産、債券など、リスクとリターンのバランスを考慮したポートフォリオを構築し、長期的に資産を増やしていくことが求められます。この投資は、短期的な利益を追求するのではなく、安定したリターンを目指すことが重要です。
そして、FIREを達成するには、ライフスタイル全体の見直しが必要です。時間の使い方や価値観を再評価し、自分が本当に大切にしたいものに集中することが求められます。これは、仕事を辞めた後の人生をどう過ごすか、どのように充実させるかという点で、重要な要素となります。目標達成までのモチベーションを維持するために、定期的に進捗を確認し、必要に応じて計画を修正することが大切です。FIREは一朝一夕で達成できるものではないため、長期的な視点で計画的に取り組むことが成功の鍵となります。
3.FIREとは「経済的な独立を達成し、早期にリタイアすることを目指す新しい生き方」
FIREとは、「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったもので、日本語では「経済的自立」と「早期リタイア」を意味する言葉です。この考え方は元々欧米で広まりましたが、近年では日本でも注目を集めるようになりました。
かつての日本では、定年まで働き続けることが一般的であり、早期リタイアという概念はあまり馴染みがありませんでした。しかし、近年では働き方に対する考え方が変わり、転職やキャリアチェンジをする人が増える中で、FIREも新しいライフスタイルの一つとして注目されています。
従来の早期リタイアとFIREには共通点があります。どちらも定年を待たずにリタイアし、より自由な生活を送ることを目指しています。しかし、FIREは従来の早期リタイアとは異なり、億万長者になることが前提ではありません。FIREでは、資産運用によって得られる収益をもとに生活費を賄うことが目標とされており、早期リタイアはその運用益で生活できるようになった時点で実現されます。
4.「FIRE」を実現するのに必要な「資産額」は?
FIREを実現するために必要な資産額は、個々の生活スタイルによって異なります。例えば、マイホームや車にあまり興味がなく、質素な生活を好む人であれば、少ない貯蓄でもFIREを達成できる可能性があります。一方で、従来の早期リタイアでは、資産運用ではなく貯蓄を切り崩して生活するため、資産が減少していくリスクがあり、そのためには十分な貯蓄が必要となります。
FIREは資産運用を前提としたリタイアの形態であり、必ずしも多額の資産を持つ必要はありません。毎年の運用益で生活を賄いながら、元本をできるだけ維持することで、長寿リスクにも対応できるという点が特徴です。
5.FIREを達成するための目標金額はどれくらいを設定しておくべき?
FIREを達成するための目標金額は、一般的に「4%ルール」に基づいて算出されます。
それでは具体的に、リタイア時点でどのくらいの資産を準備すべきなのでしょうか。この目標金額を設定する方法の一つが「4%ルール」です。4%ルールとは、生活費を投資元本の4%以内に抑えられれば、資産を減らさずに生活を維持できるという考え方です。このルールは、米国で生まれたもので、米国株式市場の平均的な成長率である7%から、インフレ率3%を差し引いた結果に基づいています。つまり、米国株式市場(S&P500など)に投資を行えば、年間で約4%の利益を得ることができるという経験則に基づいています。資産運用によって資産が年間4%増加し、その4%以内に生活費を抑えることができれば、資産は減らないという理論です。
しかしながら、日本と米国ではインフレ率や経済状況が異なるため、この4%という数値が日本においても適用可能かどうかには、議論の余地があります。とはいえ、仮にリタイア後に毎年4%の運用益を確保できると仮定した場合、リタイア時に1億円の資産を用意していれば、年間400万円の運用益を得ることが可能です。この場合、年間の生活費を400万円以内に抑えることができれば、元本である1億円は減らず、翌年以降もその資産をもとに運用を続けることができます。
6.メリットばかりではない「FIRE」を知っておこう
FIRE(Financial Independence, Retire Early)は、経済的に独立し、できるだけ早くリタイアすることを目指すライフスタイルのことですが、実は利点=メリットばかりでなく、やはり注意すべきデメリットが存在します。
まず、メリットをお話ししましょう。FIREを達成すると、仕事をしなくても生活費を賄える自由を得ることができます。これにより、仕事に依存せず、自分が本当にやりたいことや趣味にもっと多くの時間を使えるようになります。また、早期にリタイアすることで、生活の質を高め、ストレスの少ない生活を楽しむことができるかもしれません。経済的な自由を手に入れることで、将来に対する不安も軽くなり、より自由なライフスタイルを実現することができます。
一方で、デメリットです。FIREを達成するためには、長期間にわたり、非常に計画的な貯蓄や投資が必要です。これには高い自己管理能力と、時には厳しい生活を送る覚悟が求められます。そのため、社会的な活動や人間関係に制限が生じることもあります。さらに、リタイア後には予期しない支出、例えば生活費や医療費が発生するリスクもあるため、計画通りに進まない可能性も考えられます。さらに、早期にリタイアすることが必ずしも人生の満足感を高めるわけではなく、働かないことで孤独感や目的の喪失に悩むこともあるかもしれません。FIREには多くの魅力がある一方で、慎重な計画と自己管理が求められます。自分にあっているのかどうか、デメリットも含めてよく考える必要があります。
7.まとめ
FIRE~Financial Independence, Retire Earlyを目指すのであれば、まずこのライフスタイルの特徴を理解し、自分に合ったかたちを模索する必要があります。FIREは、経済的な自立を達成し、早期にリタイアすることを目指すこと。この考え方をうまく取り入れることで、自分らしい生き方を実現する手助けとなるでしょう。
しかし、FIREには注意が必要な点もあります。例えば、リタイア後の資産運用が思い通りにいかないリスクや、活動の少なさから生活の充実度が低下する可能性もあります。これらのリスクを理解し、慎重に計画することが大切です。またFIREを目指す際には、4%ルールを考慮することが一般的です。このルールに従うと、リタイア後の年間支出額の25倍に相当する資金を、リタイア時点までに準備する必要があります。
次回は、FIREを達成した後に海外移住を考えることについて、具体的なシミュレーションを交えながらお話しします。FIREと、海外移住。「あり」か「なし」か。見極める参考にしていただければと思います。

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