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コロナショックで資産運用に大変動!「コロナ後」を生き抜く戦略とは?

    

コロナショックと呼ばれる相場の大変動が起きました。2020年3月には株価と為替で大暴落が起き、その後は原油先物など資源価格も軒並み暴落しています。「有事の金買い」という言葉もあるのですが、その金まで下落する局面があったので、この状況は異常という他ありません。
いったいこの先、どうなってしまうのか?勝ち組を目指して投資や資産運用をしている方の中には、大損をしてしまったという方も多いのではないでしょうか。

  • すでに大損をしてしまった!
  • 大きな含み損を抱えていて、どうしようもない
  • 今がチャンスのような気がするが、怖くて投資に踏み出せない

この記事をお読みになっている方の多くは、この3つに当てはまるのではないかと思います。そこでカチケンでは、このコロナショックで生き残り、コロナ後に富豪への道を目指すための勝ち組戦略に解説したいと思います。

1.コロナショックで起きたこと、起きていること

日本では2020年の3月頃から深刻化してきた、コロナショック。いったい何が起きたのかを投資家目線で整理しました。

1-1.株価の大暴落と反発

それまで好調を続けてきたアメリカの株価が、大暴落しました。特にアメリカの優良30銘柄を集めたNYダウ平均株価が2月下旬から下落開始となり、売りが売りを呼ぶ形で3月23日には目下の最安値を付けました。それまで絶好調だったNYダウが3万ドル目前から1万8,000ドル台まで暴落したのですから、当事国であるアメリカの動揺ぶりが窺えます。


出典:楽天証券

しかし、チャートを見るとその後の反発も凄まじいものがあります。その後2020年の4月に入ると反発基調になり、約半値戻しを達成しています。高値から最安値までの落差は、1万ドル以上。これでは多くの投資家が大ダメージを受けたことでしょう。
この流れはアメリカだけでなく、全世界に波及しました。日本でも株価はもちろん、REITなどの投資信託も軒並み暴落したので、日本国内でも多くの投資家が傷ついたものと思われます。

1-2.為替のフラッシュクラッシュ

フラッシュクラッシュとは、為替相場で起きる一時的な激変のことです。為替相場の場合は上にも下にも大きく動く可能性があるのですが、日本円絡みの場合はおおむねフラッシュクラッシュといえば下方向です。
3月9日に起きたフラッシュクラッシュでは、105円近辺から101円台まで急激な円高が進みました。その前の高値圏から見ると10円以上の暴落です。


出典:楽天証券

筆者はFXトレードの比率が高いので、このフラッシュクラッシュではかなりのダメージを受けました。しかもフラッシュクラッシュは一般的にその後値を戻す傾向があるので、本来であればそのままポジションを持っておけば何事もなかったように含み損を回復できるのですが、フラッシュクラッシュが起きている時に相場の動きを見ていると恐怖しかないので、結局は途中で損切りをしてしまいました。同様に安値圏で損切りをした投資家は多いと思いますので、これもまた多くの傷ついた投資家を生み出してしまいました。

1-3.原油先物が史上初のマイナス価格

さらに驚いたことに、コロナショック相場では原油先物にも史上初の出来事が起きました。4月に取引されていた5月限もののWTI原油先物が、マイナス価格となったのです。
ご覧のように1本だけ大きな陰線のローソク足が出ているのが分かります。その翌日からは6月限ものの取引に切り替わったので、こちらも何事もなかったように取引が続きました。


出典:楽天証券

原油先物を取引する個人投資家は少ないですが、この歴史的な原油安は多くの投資家にとって禁断の果実でした。証券会社によってはCFD取引で先物をトレードできるので、そこでトレードをしている人たちは大きな痛手を被ったはずです。しかも日本国内の証券会社はこのマイナス価格を想定しておらず、ゼロになったところで取引不能になり、そのままロスカットになったという投資家のボヤキがYoutubeなどネット上にもあふれていました。
これまで原油先物に投資することなど考えていなかった人たちにとっては、とんでもない災難です。

1-4.個人投資家の多くが損失を被る展開

株や為替、商品先物など、あらゆる相場が大荒れになったせいで、結局大きな損を被ってしまったのは個人投資家です。筆者が知る限り、この一撃で投資の世界から退場を余儀なくされた人も多数います。初心者ほどこのダメージには耐えられなかったことでしょう。
しかし、これだけの大嵐が起きたということは、その後にやってくる「コロナ後」に向けたチャンスでもあります。生き残った方やこれから投資に参入して勝ち組を目指したいと思う方にとっては、今とるべき行動を間違えるわけにはいきません。
次章からは、コロナショックで大損をした人や、コロナ後を見すえて勝ち組を目指したい方のための戦略をお伝えします。

2.コロナショックで大損をした人へ

すでに投資や資産運用をしている方の多くは、コロナショックで大なり小なり損をしてしまったのではないでしょうか。中には強制退場を余儀なくされた人もいるくらいなので、大損をしたことは決して珍しくはありません。

2-1.大損と退場の違い

投資で大損をすると、その先に2つの分かれ道があります。ひとつは「大損」で、もうひとつ「退場」です。退場というのは資金の大半もしくは全部を失ってしまい、下手をすると追証などが発生して借金状態になってしまうことです。投資の初心者にありがちなことで、今回のコロナショックでは相当数の退場者が出たものと思われます。
それに対して、大損というのは損をして資産を減らしてしまったものの、それが致命傷とはならず、捲土重来が可能な状況のことをいいます。つまり、大損をしただけの人は生き残ることに成功したわけです。
退場になってしまった人は、残念ながらわずかに資金が残っているとしても、しばらく投資には参加しない方が良いでしょう。その流れで資産を元通りにするのは不可能です。

2-2.大損を取り返そうと思うべからず

いくらからが大損なのかは、主観によってまちまちでしょう。投資規模が100万円から300万円程度という方はとても多いボリュームゾーンだと思いますが、こういった標準的な個人投資家の方々にとっては20万円や30万円といった損失でも大損に感じることでしょう。それが50万円を超えたら、しばらく相場を見たくもなくなるような大損ではないでしょうか。
こうした大損をしてしまった直後の精神状態は、極めて危険です。まるでギャンブルで負けた直後のように焦りが出てしまい、とにかく何でもいいので目の前の大損を無かったことにしたい一心で勢いだけで投資をしてしまい、さらに損失を広げるというのがありがちな負けパターンです。
大損が出たからといって、すぐに取り返そうとする思考は絶対にやめてください。そもそも資産運用のつもりで投資をしているのであれば、短期的な増減で一喜一憂するものではなく、長期的な視野で最終的に勝ち組になっていれば問題ないというスタンスが重要です。

2-3.大損は貴重な経験である

大損は金銭的には災難でしかありませんが、投資家して長い目で見ると、実は災難ばかりでもありません。なぜなら、大損の経験は必ず次に生きてくるからです。筆者もこれまでにリーマンショックでの大損、ITバブル崩壊での大損、そして今回のコロナショックでも大損を経験しました。しかし、この3回の大損の内訳を見ると、最初が一番金額が大きかったのに対して、どんどん損失額は小さくなっています。
リーマンショックでの損失額と比べると、今回のコロナショックでの損失額は3分の1にも満たない金額なので、確実にそういった意味での進歩はあると思います。
大損をしても生き残ることができれば、それは貴重な体験となって今後の役に立つ時が必ずやってきます。

3.コロナ後の大変動を利用して勝ち組を目指そう

ここまでコロナショックで起きたことのお話が中心でしたが、ここからはコロナ後を見すえて勝ち組を目指すための戦略についてのお話です。投資をするのにあたり、どのような方針・戦略で臨むのが良いのかを考察しました。

3-1.暴落した株は買うべきか

多くの人が真っ先に考えることは、暴落した株が再び元の水準に戻る前に勝っておけば大儲けができるのでは?という目論見です。
ここでひとつ、チャートの話をしておきましょう。チャート分析にはさまざまなテクニカル指標がありますが、その中で最も重要なのが移動平均線(MA)です。移動平均線には短期、中期、長期があって、それぞれ役割が異なります。しかし、役割は異なるもののすべての移動平均線に共通する性質があります。それは、株価やレートなどはいつか必ず移動平均線に戻ってくるという法則です。移動平均線には磁石のような力が働いていて、値動きは上下変動をするものの、必ず移動平均線に絡むような動きをします。
2020年4月現在、株価は暴落前の水準には戻っていません。しかし、NYダウが半値戻しをしたように、株価には元に戻ろうという力が働いています。こちらは、NYダウの詳細な日足チャートです。

筆者がつけた矢印のようにNYダウの平均株価は確実に上に行こうとしていることが分かります。コロナショックで世界の経済は長期停滞を強いられるというムードが流れていたにもかかわらず、株価は上に横たわっている移動平均線を目指しているようにも見えます。この形から分かることは5MAという短期移動平均線が下から支える形で相場を押し上げ、さらに下にある25MAという移動平均線が第2サポートといって株価を下支えする形です。この2本の移動平均線に支えられながら、株価は強い勢いを維持しながら上にある200MAという長期移動平均線を目指しています。このまますんなりと200MAに到達するとは考えにくいですが、移動平均線が持つ引力のようなものに吸い寄せられていることは間違いありません。
この法則を考えると、アメリカだけでなく日本でも株価は同様の動きをしているため、安値を拾うのはアリだと思います。ただし、あまりにも強い時に買ってしまうと反落する恐れがあるため、再度少し下落があった時に拾うのが良いと思います。このように上昇局面で一旦下落することを押し目というので、それを狙う買い戦略のことを押し目買いといいます。

3-2.FXの狙い目は高金利通貨

次に、FXです。FXはレバレッジを大きくすることができるため、コロナショックで多くのFXトレーダーが痛手を被りました。しかしその後、為替相場は落ち着きを取り戻し、ドル円が依然として強さを見せつけています。
しかし、米ドルの強さはあまり長くは続かないというのが大方の見方です。理由は、FRB(アメリカの中央銀行です)による大規模な金融緩和です。ジャブジャブとドルを供給し続けているわけですが、これが進むとドルの価値が相対的に低くなってしまい、ドル円では円高が進むというロジックです。筆者は今すぐ強烈な円高になるとは考えていませんが、ドル円はドルと円の綱引きで価格が決まっているので、いつかは円が勝つのではないかと思っています。
そこで狙い目と言えるのが、新興国通貨です。メキシコペソ、トルコリラ、南アフリカランドなどはコロナショックで大きく値を下げたあと、本格的な反発はありませんでした。史上最安値圏でウロウロしている状況なので、ここは少額から新興国の高金利通貨を買ってみるのは、面白いかもしれません。

3-3.歴史的な原油安をいかす勝ち組戦略

次に注目したいのが、こちらもコロナショックで大暴落を演じた原油先物です。先ほどもご紹介したように、WTI原油先物は史上初のマイナス価格となってしまいました。お金を払ってでも引き取ってほしいと思うほど、原油の需要が落ち込んでいることの表れです。
移動の自粛によって乗り物があまり動いていないことから、石油の需要は低迷したままです。工場などが本格稼働して経済活動を再開していかない限りは石油の需要も伸びていかないので、当面は低迷した展開が続くでしょう。つまり、歴史的な原油安はまだ続くということです。
しかし、原油相場は長らくOPEC諸国の生産調整もあって60ドル近辺で推移するのが普通でした。その前には80ドル近辺だった時期もあり、2020年4月の価格が異常というほかありません。これも移動平均線に引き寄せられていくでしょうし、経済活動が本格的に再開されると石油の需要も一気に拡大します。年単位で寝かせておけるお金がある方は、原油に投資してみるのも一考です。
具体的にはアメリカに上場されている石油メジャー(エクソンモービル、ロイヤルダッチシェル、BPなど)の株か、日米で上場されている原油連動型のETFなどを購入するのがおすすめです。
筆者は日本の原油連動型ETFをすでに保有しています。下がれば買い増しのスタンスで投資をしているので、本格的な価格上昇になると大きな資産増が期待できます。

3-4.今こそ冷静なETF積立が威力を発揮する

さらにもうひとつ、資産運用の勝ちパターンとして知られているのがETF積立です。上場型の投資信託であるETFには安定感のある銘柄が多いので、これらを毎月3万円、5万円といった具合に定額分ずつ買い続ける戦略です。コロナショックで大暴落した時には同じ投資額で倍程度のETFが買えましたし、逆に高くなってくると購入株数が減るので、長期にわたって積み立てを続けるほど購入価格が平均化されていきます。
コロナショックという世界の経済にとって大きすぎる事件であっても、コツコツと積み立てをしている人にとってはあまりリスクの大きな事態ではなく、コロナショックのせいで破産してしまうという可能性は極めて低いでしょう。
有事の時も、平和な時も、同じ金額分ずつ淡々と買い増していくと、やがて大きな財産になります。

4.まとめ

コロナショックで傷ついた個人投資家が多い中、この先に訪れるコロナ後の時代に向けて勝ち組になる戦略をご紹介しました。このように経済に大きなインパクトが与えられるような事件が起きると、それまでの富裕層が大きく財産を失い、逆に一般市民が大きな財産を手にして、形勢が入れ替わることがあります。混乱の中にあるチャンスをしっかりと見極めて逃さないようにすることで、コロナ後の勝ち組生活が見えてくるのです。