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【2022年最新】ますます改悪が進む銀行のATM手数料を攻略する方法

    

皆さんは銀行のATM手数料を支払っていますか?口座を持っている銀行のATMであっても夜間や休日になると手数料が発生したりするのは当たり前になっていますが、これってもったいないと思ったことはありませんか?
今は超低金利時代なので、100万円を預けていても100円の金利もつきません。その状態でATM手数料を1回支払っただけでも110円になってしまうので、100万円を預けている人であってもたった1回のATM手数料で1年分の金利が吹き飛んでしまうことになります。
しかし仕事が忙しくて銀行の営業時間にATMを利用するのは難しいという方にとって、ATM手数料をいかに無料にするかはとても大きな問題です。そこでこの記事では、どんどん複雑化するATM手数料の仕組みを解き明かし、可能な限りATM手数料を無料にできる方法を解説します。

1.ATM手数料が無料になったらと思う方へ

頻繁に使うATMだけにそこでチョコチョコと手数料がかかってしまうのは、やはり気になるという方が大半だと思います。このATM手数料が無料になったら、と思う方にまず知っておいていただきたいことを解説します。

1-1.意外に高い、銀行のATM手数料

ATM手数料というと、だいたい100円や200円といった金額を想像される方が多いと思います。それぞれの手数料には消費税がかかるので、100円と200円にそれぞれ10%の税金を上乗せすると110円、220円という具合です。
おおむね営業時間外にATMを利用したり、他行ATMやコンビニATMなどを利用すると110円の手数料がかかって、さらにそれが夜間や休日だと倍になって220円になるという感覚を持っている方が多いと思います。
この感覚は正解で、ほとんどの銀行が同様のシステムでATM手数料を設定しています。口座を持っている銀行のATMで営業時間内の利用であれば手数料が無料になるというのも、ほぼ均一です。
しかしこの110円や220円というのは、コンビニでコーヒーが買える金額です。それ以外にも100円ショップで1つ、もしくは2つの商品が買える金額です。それをATM手数料という形の残らないものに使ってしまうのは、もったいないと思いませんか?
まずは「ATM手数料は意外に高い」「積もると大きな負担になる」という認識を新たにしてください。

1-2.ATMとの付き合い方で年額コストは大きく変わる

ATM手数料を何とか無料もしくは安くしたいとお考えの方は多いと思いますので、できるだけ手数料が発生しないATM利用を心掛けているかと思います。営業時間内に利用する、できるだけ他行ATMは使わない、といった具合です。
しかし最近ではそもそも自社のATMを持たない銀行もあります。主にネット銀行では自社の支店をほとんど持たず、他行ATMやコンビニATMなどで入出金することになります。こうなるとATM手数料との関わりを避けて通ることはできません。
しかしATM手数料は、ATMとの付き合い方で大きく変わります。追々解説していきますが、どのATMを使っても完全無料にすることも可能ですし、そうではなくてもできるだけ無料にしていくことも十分可能です。日々の無駄なATM手数料は付き合い方で大きく変わることを念頭に置いておいてください。

1-3.ATM手数料は無料にできる

先ほども少し触れたように、ATM手数料は無料にすることができます。しかし、ただこれまで使ってきた銀行のままでは無料にするのは難しいかもしれませんし、何も考えずただ自分の都合だけでATMを使っていると手数料がどんどんかさんでしまう可能性もあるので、ATM手数料を無料にするには、それなりの知恵と振る舞いが必要であることを押さえておいてください。

1-4.金持ちに優しく貧乏人に厳しいATM手数料体系

少々言葉は乱暴なのですが、ATM手数料の料金体系には「金持ちに優しく貧乏人に厳しい」という恐ろしい傾向があります。後述しますが、銀行によっては預金残高によってATM手数料を無料にしているところがあります。もともとは外資系の銀行によく見られたシステムなのですが、今では国内の銀行にもそういったシステムを取り入れているところがあります。
銀行によって預金額は顧客の重要度を示す重要な指標なので、預金額が多い人を優遇したい気持ちは分かるのですが、ずいぶん露骨な時代になったものです。

2.銀行別ATM手数料の一覧と無料になる条件

2020年7月現在の、ATM手数料について主な銀行の現状を見てみましょう。

2-1.大手メガバンク

最も利用者が多い大手メガバンクについて、まずはATM手数料体系を見てみましょう。大手メガバンクとひとくくりにしてもその中身は各銀行によって異なります。

営業時間内 平日時間外 休日昼間 休日夜間
三菱UFJ 無料 110円 無料 110円
三井住友 無料 110円 110円 110円
みずほ 無料 110円 110円 220円
りそな 無料 110円 110円 110円

いかがでしょうか?同じ大手メガバンクであっても、実はみずほ銀行が一番手数料の高い銀行であることが分かります。ここには記載しませんでしたが、三井住友銀行は引き出しのみ手数料を取っているので、時間外や休日であっても預入は手数料無料です。
上記は自行ATMでの手数料のみ表記していますが、問題はコンビニATMです。セブン銀行やイーネットといったATMではほとんどの銀行で手数料が発生し、休日に利用すると330円の手数料になるケースもあるので、要注意です。

2-2.地方銀行、信用金庫など

次に、地方銀行や信用金庫についても手数料を見てみましょう。地方銀行は全国に無数にあるため個別にご紹介することは困難ですが、ある地方銀行の例でご紹介します。
地方銀行の場合も営業時間内は自行ATMで手数料無料、さらに地銀同士のネットワークを組んでいる銀行のATMであれば同じく営業時間内無料、その他の時間帯は110円というのが一般的です。コンビニATMを利用するとそれぞれ手数料体系がスライドして110円、220円の区分となります。

2-3.ネット銀行

ネット銀行はとても面白いATM手数料の料金体系を組んでおり、各行考え方もまちまちなので、使い方に応じて銀行を使い分けると手数料をかなり節約することができます。以下が、主なネット銀行の手数料一覧です。

主要コンビニATM 無料になるATM 特記事項
楽天 0~7回まで無料
以降220円
ハッピープログラムにより手数料変動
イオン 0~5回まで無料

セブン銀行除く

ミニストップATM 自社系列ミニストップのみ完全無料
ジャパンネット 3万円以上無料 月1回までどこでも無料
新生 何回でも無料
新生ゴールド以上
新生ゴールド以上には圧倒的有利
ローソン 利用不可 ローソンATM ローソン利用者以外には不利
じぶん 0~11回まで無料

ミニストップ除く

ネット銀行はやはりベンチャー系の企業も多く、サービス内容も多種多様です。例えばローソンを日常的に利用する人であればローソン銀行が圧倒的に有利になるといったように、ライフスタイルから銀行を選ぶとATM手数料をかなり節約することができます。

2-4.ゆうちょ銀行

大手メガバンク並みの預金量を誇るゆうちょ銀行ですが、手数料体系はかなり異なるので、別のカテゴリーにしました。
ゆうちょ銀行の場合、全国にあるゆうちょ銀行のATMであれば時間や曜日に関係なくATM手数料は完全無料です。まだ民営化する前からこの料金体系なので、今にして思うとかなり先進的な手数料体系です。
他行やコンビニATMなどを利用すると、平日の18時までと土曜の14時までが110円、それ以外の曜日や時間帯は220円となるため、ゆうちょ銀行以外のATMを使う人にとってはイマイチな手数料体系です。

3.カチケンがおすすめするATM手数料がオトクな銀行3選

これまでATM手数料についてさまざまな事例や仕組みを解説したところで、記事をお読みの皆さんの頭の中には「結局、どうするのが一番オトクなの?」という疑問が浮かんでいることと思います。
そこで、カチケンがおすすめするATM手数料がとてもオトクな銀行を3つ厳選してご紹介します。

3-1.(100万円以上の預金がある方)新生銀行

100万円以上の預金を入れることができる方には、断然新生銀行がおすすめです。一覧表の中に「新生ゴールド」という文言がありますが、これは新生銀行が設けている会員のランクです。このステップアッププログラムには「スタンダード」「ゴールド」「プラチナ」という3つの段階があって、ゴールド以上はATM手数料が完全無料になります。
プラチナの条件を満たすためには2,000万円以上の預金残高が必要になるので、条件を満たせる人が限られてしまいますが、100万円あればゴールドになることができます。そのほかにも投資信託の積み立てなどでも条件を満たすことができるので、詳しくは新生銀行のホームページで確認してください。

新生ステップアッププログラム(新生銀行)

なお、新生ゴールドになると毎月5回まで振込手数料も完全無料になります。これも実質的に1,500円程度の優遇を受けていることになるので、ATM手数料と併せてぜひ使いこなしたいメリットです。

3-2.ジャパンネット銀行

100万円の預金を用意することができなくても、毎回のATM出金額を3万円以上にすることができる方であれば、ジャパンネット銀行がおすすめです。ジャパンネット銀行はネット銀行なので自社の支店やATMを持たず、ほとんどの入出金はコンビニATMですることになります。そのため提携ATMの手数料を優遇する一環として3万円以上の出金であれば何度でも手数料が無料になります。
さらに面白いことに、ジャパンネット銀行では毎月1回だけ手数料無料の特典があるので、この1回目については3万円未満の出金であってもATM手数料は無料です。

3-3.ゆうちょ銀行

先ほど少し触れましたが、ゆうちょ銀行もATM手数料の観点ではかなり優秀な銀行です。何といっても日本全国に支店網があって、支店があればATMがあります。それらのATMであればいつ出金をしてもATM手数料が完全無料になるのは大きいです。
また、提携ATMであっても土曜の夕方以降や土日祝でなければほぼ手数料は110円なので、預金額の制約や一度の出金額の制約がない中ではかなり優秀な部類に入ります。

4.ATM手数料をより節約できる付き合い方

最後に、ATM手数料を含む銀行利用のコストについての考察を述べてみたいと思います。

4-1.そもそもATM手数料は無料であるべき

この記事の主旨はATM手数料を無駄に払い続けるのはとてももったいないことなので、それを可能な限り無料にする方法を指南しています。ここにある考え方のベースには、日本の銀行が設定しているATM手数料体系の古さに対する問題提起があります。そもそも、日本の銀行はATM手数料が高すぎるのです。
海外の主要銀行にはATM手数料という考え方すらないところも多く、顧客に手数料を負担させること自体に銀行の収益性の低さが表れています。
古くから設定されている仕組みのせいで、私たち日本人はATM手数料が有料であるという意識を持ってしまっている部分があります。実はそうではなく、ATM手数料はそもそも無料であるべきで、それができていない銀行を利用するのはもはや時代遅れといっても良いかもしれません。

4-2.振り込みは原則ネットバンキングを利用しよう

近年では振り込みにネットバンキングを利用する人が実に多くなりました。ATMに並ぶ必要がありませんし、新型コロナウイルスの感染予防という観点からもATMに行くより自宅やオフィスでネットバンキングを利用した方が安全です。
これは振込手数料の観点からもそうするべきです。先ほど新生銀行の例をご紹介したように、新生銀行で新生ゴールド以上の会員は毎月5回まで手数料無料で振り込みをすることができます。1回の振込手数料が100円から300円くらいであることを考えると、その5回分が無料になるわけです。
同様に他の銀行でも同じ銀行間であれば振込手数料無料、会員グレードによって指定回数まで無料といったように、ネットバンキングならではの無料サービスが目白押しです。今や振り込みはATMでするものではなく、ネットバンキングでするものであるという認識を持ちましょう。

4-3.ATM手数料システムはどんどん改悪されている

ATM手数料について詳しい方であればすでにご存じだと思いますが、ATM手数料を無料にする条件やシステムなどは、以前と比べるとかなり条件が悪くなっています。それだけ銀行も苦しいということなのだと思いますので、今後さらにこの傾向は強まるでしょう。
特に地方銀行では他行ネットワークなどを利用した際の手数料を有料化する動きも見られるため、経営体力の弱い銀行ではすでに手数料の実質値上げが始まっています。ATM手数料から自分のお金を防衛するためには、早めに戦略的な銀行選びをするべきでしょう。

5.まとめ

ATM手数料は、どんなに高くても330円程度の話です。そんなセコいことを考える必要はないという方もおられるかもしれませんが、1回あたりの手数料が数百円であってもそれが積もり積もると、いつかは10万円、20万円といった金額になるのです。それがあれば何が買えたかを考えると、やはりATM手数料にはシビアになるべきです。この記事の内容を参考に、銀行の手数料地獄から自分のお金を防衛しましょう。