オトクに生きて勝ち組を目指す研究所

蓄電池を活用した自家消費型太陽光発電が個人にも多大なメリットをもたらす理由

    

卒FITで売電価格が低下したことによって売電から自家消費に切り替えることや、大雨や地震などの自然災害による大停電に備えるために、蓄電池を導入する家庭が増えています。
この記事を見ているあなたも、同様の理由で蓄電池の導入を検討しているのではないでしょうか?

蓄電池の導入費用はまだまだ高額であるといえるため、できる限りオトクな機種を手に入れたいと考えている方が大半です。
そこで、蓄電池をオトクに手に入れるために知っておきたい相場や、失敗しない導入方法をお教えします。

1.蓄電池の価格相場はいくら?

蓄電池を導入するために最初に知っておくべきことといえば、現時点での蓄電池の価格相場でしょう。価格相場は単純に表示価格だけで比較すると機種選びに失敗する可能性があるので、着目すべき相場の目安について解説します。

1-1.蓄電池の価格は1kWhに置き換えて比較する

蓄電池は容量が多くて機能が充実しているほど、価格が高くなる傾向があります。
そのため蓄電池の相場を知るのは簡単ではありませんが、価格相場を知る基準として、蓄電容量を1kWhnに換算した価格が分かりやすいでしょう。
1kWが電化製品の消費電力を示していることに対して、kWhとは1kWの電力を1時間発電した時の電力量を表しています。つまり蓄電容量4kWhの蓄電池とは端的にいうと、4時間分の発電量を蓄えられる蓄電池ということになります。
このことを踏まえて、次に1kWhあたりの価格の比較例を示します。

1-2.1kWhあたりの価格を比較する

製品名 蓄電容量(kWh) メーカー希望価格(円) 1kWあたりの価格(円)
nichicon ニチコン ESS-U2L1 12kWh 3,700,000円 約31万円
OMRON オムロン KP-BU65-A

 

6.5kWh 2,660,000円 約41万円
Looop LP-PKG-HN0101

 

4.0kWh 898,000円 約22万円
スマートスター LL3098HOS/B

 

9.8kWh 2,850,000円 約29万円

このように1kWhあたりの価格を換算すると、どのメーカーの機種がオトクなのか比較しやすくなると考えられます。
ただし、実際に蓄電池を導入する際には施工費用や諸経費などがかかってくるので、あくまでも目安としておきましょう。

1-3.蓄電池をオトクに導入するなら価格「以外」も考えよう

オトクに蓄電池を導入したいなら、先に述べた1kWの価格相場を目安すること以外にも、本当に必要な機能や容量、施工費用などを総合して考えることが大切です。
そうすることで価格だけ見たら安いと思ったのに、導入したら期待したほどの経済効果が得られなかったという失敗を回避することが可能になります。

2.自宅に最適な蓄電池を選ぶため見るべきマストポイント6選

自宅に蓄電池を導入する時は、家に最適なものを選ぶことが経済的に得をするために必須となります。
そこで、自宅に最適な蓄電池を選ぶために見るべきマストポイントを6つご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

2-1.【マストポイント①】蓄電池の種類

蓄電池にはいくつか種類があり、鉛蓄電池やリチウムイオン蓄電池、NAS蓄電池やニッケル水素蓄電池などがあります。それぞれ自動車や非常電源、パソコンやスマートフォンなどに利用されており、家庭用蓄電池の中で主流なのはリチウムイオン蓄電池です。
また、補助金の支給対象とされている蓄電池はリチウムイオン蓄電池がほとんどなので、念のため蓄電池の種類を確認してリチウムイオン蓄電池を選ぶようにしましょう。

2-2.【マストポイント②】蓄電容量

家庭用蓄電池の主流であるリチウムイオン蓄電池は過充電や過放電に比較的弱いという特徴があるため、電池の容量が100%や0%にならないように制御されていることが一般的であることから、実際に使用できる電気容量は製品に表記されている容量より少なくなる傾向があります。

蓄電池導入の際にはこのことを知ったうえで、貯めたい電力の容量と使用電力量の配分を考えることが必要となります。そのためにも、普段の電力消費量や夕方など電気代が高くなる時間帯の電力消費量などを知っておき、表記容量より少なめの蓄電容量だと考えても普段使う分は十分蓄えられる蓄電池を選ぶようにしましょう。

2-3.【マストポイント③】蓄電池のサイズ

蓄電池を設置したい場所のサイズを知って置き、そのサイズに合う蓄電池を選ぶことが重要です。配線の都合などもあるので、自分で判断するよりも専門業者に設置に適した場所や商品を提案してもらう方が確実です。

2-4.【マストポイント④】ダブル発電があるかどうか確認

卒FIT前の売電価格で収入が見込めた時であれば、売電中は蓄電池からの電力供給がストップするシングル発電の方が売電価格は高かったため、その分売電収入による高い経済効果がありました。

しかし売電による収入がほとんど見込めない今は、蓄電池から使用電力をまかなう方に比重が置かれているダブル発電であることが大切です。ただし、2020年以降の売電状況がどうなるのかはっきりしたことは分からないので、ダブル発電とシングル発電を切り替え可能なタイプの蓄電池を選ぶのも良いでしょう。

2-5.【マストポイント⑤】サイクル寿命を考慮する

蓄電池にはサイクル寿命というものがあります。サイクル寿命とは、充電と放電を繰り返すことで徐々に劣化し、蓄電可能容量が少なくなっていくことを指します。
これはスマートフォンの充電を繰り返すうちに、だんだん持ちが悪くなることを想像していただければ分かりやすいと考えられます。
サイクル寿命はメーカーや商品によっていくらか違いがあるため、蓄電池を選ぶ時にはよく確認しておくことを推奨します。

2-6.【マストポイント⑥】特定負荷型か全負荷型を考慮する

あまりよく知られていないことですが、蓄電池には特定負荷型と全負荷型があります。
特定負荷型は停電時に、照明やテレビなどあらかじめ選んでおいた回路のみに対して電気が使える代わりに、パソコンなど他の電化製品は使えない仕様となっています。一方で全負荷型は停電時でも、基本的に全ての電化製品に対して電気を使うことが可能です。
このことから、全負荷型は特定負荷型よりも高額なので、停電時にどこまでのパフォーマンスを蓄電池に求めるかを考えて導入するようにしましょう。

3.蓄電池の導入価格をさらにオトクにする4つの方法

先にご紹介した6つのマストポイントを意識するだけでも蓄電池をオトクに導入することが可能ですが、次にご紹介する4つの方法を実践することで蓄電池の導入価格をさらにオトクにすることが可能です。
できる限り初期費用を抑えるためにも、しっかり押さえておきましょう。

3-1.適切な見積もりをとる

蓄電池を導入する際には先に挙げた6つのマストポイントを押さえることが導入価格を抑えることにつながりますが、自己判断で行うと十分に押さえることが難しいと考えられます。
そこで、実績があって信頼できる業者に依頼して、適切な見積もりを出してもらう方がオトクな価格で蓄電池を導入できる確率がグッと高まります。

3-2.蓄電池の導入費用の相場を知っておく

蓄電池の導入費用は蓄電池本体と施工費込みで、蓄電容量1kWhあたり約15万円から28万円が相場といわれています。
このことから、家庭用蓄電池で人気がある容量の5kWhなら導入費用は約75万円から140万円、7kWhなら約105万円から196万円が目安と考えられます。そこに配線工事費や諸経費などもかかるので、しっかり確認して比較検討することを推奨します。

3-3.補助金対象の蓄電池を選ぶ

蓄電池のメーカーによっては、導入のための補助金が受け取れる場合があります。「1-2.1kWhあたりの価格を比較する」で挙げたリストの機種は、補助金が受け取れる可能性があるので確認してみてください。

3-4.蓄電池を長持ちさせる

蓄電池はフル充電した後に30%から50%程度まで放電したら、再び充電するという使い方をすることを推奨します。このように使うことで過剰な充電や放電を抑えることにつながり、劣化スピードを遅らせることで、蓄電池が使える寿命であるサイクル寿命を延ばすことが可能です。
また、サイクル寿命を延ばすことで非常時に使える電力も残量が多い状態を保てるので、経済的にオトクであること以上に安心や安全を確保するためにも、こまめな充電と放電を推奨します。

4.カチケン流、蓄電池を活用しつつ資産を増やす方法

太陽光発電に蓄電池を併用して、電気代を節約するだけで満足してはいけません。その「浮いたお金」を貯めて増やしてこそ、勝ち組になる道が開けます。最後に、蓄電池の活用から勝ち組への階段を駆け上がる方法を4つのステップで解説しましょう。

4-1.浮いた電気代は使わず貯めよう

太陽光発電と蓄電池をうまく活用すると、毎月の電気代が数万円浮くようになります。4人家族であれば3万円から5万円程度の光熱費削減効果を生むことも不可能ではないので、これは大いに生活に役立つことでしょう。
しかし、そのお金はもともと無かったお金であり、将来のためのお金であるという認識を持つことから、資産形成が始まります。よく「余ったお金ができたら貯金をする」と言っている人がいますが、そのタイミングを待っていてはいつまでも貯金を始めることはできません
太陽光発電と蓄電池を導入できた方は、その費用を負担できたはずです。それだけのお金を用意できた実績があるのですから、浮いた電気代はそっくりそのまま貯めるほうに回すべきです。

4-2.貯めたお金は運用しよう

そして貯めたお金は、そのまま寝かせておくことなく運用しましょう。資産運用には、「お金にも働いてもらう」という発想が根底にあります。もちろん本業でしっかりと収入を確保しながら、今すぐは使わないものの将来のためにお金を貯めつつそれを運用するのが正しい資産形成のあり方です。
その方法論としておすすめなのが、積立投資です。投資信託やETFなどの投資商品を毎月数万円ずつ積み立てながら運用していくと、5年後、10年後に大きな運用効果を実感することができます。
下の図を見てみてください。毎月光熱費を3万円浮かせて、それを20年間貯め続けるとそれだけで20年後には720万円になります。


出典:https://trust.shinseibank.com/shinsei-calc/

「20年間頑張っても、たった720万円か」と思った方もおられることでしょう、もちろんこれで終わりではありません。次項では積立投資が持つ本来の威力をお見せします。

4-3.運用益も使わず運用しよう

積立投資が持つ本来の威力は、「20年で720万円」どころではありません。単にお金を貯めるだけではなく、投資で得られた運用益を再投資することで、投資元本がどんどん大きくなる効果があります。これを複利効果といって、積立投資をおすすめする最大の理由です。
それでは先ほどと同じ条件で毎月3万円を積立投資に回し、それを年利3%で回した場合の20年後を見てみましょう。


出典:https://trust.shinseibank.com/shinsei-calc/

今度は、20年後に983万円という結果になりました。ほぼ1千万円なので、ここに上乗せでお金を貯めていくことができれば、1千万円を楽々クリアできることでしょう。
蓄電池を使うことで浮いた電気代という、もともとは無いものと思っていたお金が、20年後には1千万円になると思うと、価値のあることに思えてきませんか?

4-4.意味のある投資商品で運用しよう

先ほどの解説をお読みになって、あることにお気づきの方がおられると思います。それは年利3%で20年間運用するという想定条件です。このマイナス金利時代にあって、銀行の定期預金に預けていても金利はほとんどゼロです。バブルの頃ならまだしも、年利3%なんて可能なのか?と思われたかも知れません。
しかし、ご安心ください。カチケンがおすすめする年利3%の運用方法はちゃんとあります。それについては以下の記事で3つご紹介しています。J-REITやインデックスETF、米国株ETFの3つを具体的にご紹介していますので、ぜひそちらも併せてお読みください。

資産運用にひそむ5つの嘘を暴いて本当に将来の安心を手に入れる方法

5.まとめ

蓄電池は太陽光発電による電力を貯めるものというイメージが強い方にとっては、蓄電池には売電に向いているタイプと蓄電に向いているタイプがあるといったことや、ものによっては非常時に一部の電化製品にしか電力供給できないことに対して、目から鱗だったのではないでしょうか?
実は、蓄電池を買う時も買った後もオトクにするためには、容量だけでなく機能性なども重視して選ぶ必要があります。
今回の記事で解説した内容をよくご理解いただいたうえで、専門業者のアドバイスも利用して、最も価格が安い、かつ価値のある蓄電池を導入するようにしてください。