オトクに生きて勝ち組を目指す研究所

【一緒に学ぼう】イチからはじめるFX、新米編集委員がまとめるFX用語集~く・け・こ・さ編

    

こんにちは、新米編集員Mです。前回に引き続き、初心者がFXをはじめる際に必要な用語集をお届けします。今回は「く」から始まるFX用語集です。FXに限らず、スポーツでもゲームでも一番勝ちに近くなるコツは言葉を知ることですね。
天気予報だって用語を知っているかどうかでより具体的に状況が分析できるというもの。初心者の皆さんにできるだけわかりやすくかみ砕いて参りますのでぜひ読み物としてお楽しみください。

・「く」からはじまる代表的なFX用語

【クイック注文】
あらかじめ価格を設定しないで行う注文を指した言葉です。すぐに買いたい、すぐに売りたい場合に使う注文方法として覚えて下さい。なお『成り行き注文』とも言い、同義語となります。

【口先介入】
通貨の売買を通じて市場介入を行うのではなく、意図的に狙った発言によって政府首脳や金融当局者が相場を動かそうとすることを指します。

【クウォート】
為替レートを提示することを指します。具体的には、この値段で買いますという『買値』と、この値段で売りますという『売値』の両方を、同時に相手方に提示することです。

【クオンツ】
『Quantitative』(数量的、定量的)」という英語から派生した言葉です。コンピューターを駆使して、高度な数学的手法やモデルをベースに、マーケットを分析することを指します。こうした分析結果に基づいた運用を『クオンツ運用』と呼びます。クオンツ運用ではーが分析し、数理モデルに従う機械的な投資が主となる性質上、ヒューマンエラーなどの要素に惑わされにくいとされています。

【クーポン・スワップ】
通貨スワップで、元本の交換を行わず金利の交換だけの取引をすることを指します。

【クロス取引】
米ドルを介さない為替取引のことを指します。なお、『ユーロクロス』ならば、ユーロを中心にした取引として『ユーロ・円』や『ユーロ・ポンド』などを意味します。円クロスといえば円を絡めた取引として『ユーロ・円』や『ポンド・円』『スイスフラン・円』などを意味します。
反対語は、米ドルを介するストレート取引。

【グローバル・マクロ運用】
世界中の国や地域について、マクロ経済の見通しや政治的な見通しを把握し、各国の株式、債券、通貨などに売り買いのポジションを取って、多大な利益を得る手法を指しています。ジョージ・ソロス氏の『クオンタム・ファンド』やジュリア・ロバートソン氏の『タイガー・ファンド』などが有名ですので、興味がある方は検索してみてください。

・「け」からはじまる代表的なFX用語

【経済成長率】
景況がどれだけ上向いたかの割合を指します。GDPの成長率が経済成長率のバロメーターとして扱われることが多いと知ってください。Economic Growth Rateと表すこともあります。

【経常収支】
ある国が外国との経済取引で生じた収支を指します。貿易収支、サービス収支、所得収支、経常移転収支で構成されています。

【気配値】
外国為替相場で取引されているおおよそのレートのことを指します。

【現受け・現渡し】
FX(外国為替保証金取引)において『現受け』とは、買いポジションをもっている外貨を差金決済するのではなく、外貨でそのまま引き出すことを指します。『現渡し』は、売りポジションを持っている外貨を相手方に渡し、その対価を受け取る取引を指します。

【ケーブル】
英国ポンド=ブリティッシュ・ポンド/GBPのことを指します。語源については諸説ありますが、都市伝説的なものが多く、定かではありません。FXではほとんど使われていません。

・「こ」からはじまる代表的なFX用語

【口座維持率】
口座維持率とは、『取引証拠金』に対する『有効証拠金』の割合を指します。
計算方法は『有効証拠金』÷『取引証拠金』×100=『口座維持率』(%)となります。「証拠金維持率」と同義です。

【口座資産】
預けた証拠金に、決済した損益やスワップ損益を加算した金額のことを指します。つまり、口座残高ともなります。

【好材料】
FXにおいて、相場は様々な要因から動きます。その変動原因や要因となるデータや出来事を総じて『材料』と表します。材料の中でも相場が上向きとなる要因を『好材料』と表します。反対語として、下がる要因のものを『悪材料』を表わします。FXにおいて、各国の経済指標、金利、株価、紛争、要人の発言、国際紛争、自然災害などが材料となりますが、これが好材料となるか悪材料となるかについては、時節時事の相場環境にも大きな影響を受けます。

【購買力平価】
時刻の通貨と外国通貨で同じものを購入できる比率により、為替レートを決定する考え方を指します。例として、為替相場決定理論のひとつとして、『購買力平価説』があります。世界共通の商品であるコカ・コーラを自国と外国それぞれの国で同じ程度で購入できる比率に為替レートは調整されるのが望ましいという考え方のことです。

【国際開発協会】
英語ではInternational Development Associationと表します。世界銀行グループのひとつであり、特に貧しい途上国に対し、長期・無利子、手数料のみでの融資を行っています。主に加盟国からの出資によりその活動を支えられています。

【国際金融公社】
英語ではInternational Finance Coporation。世界銀行グループのひとつであり、途上国の民間企業に対し、融資と出資を行っています。主に世界の主要市場において資金調達をされています。活動の一環に金融市場、金融機関の育成支援も含まれます。

【国際収支】
国際収支とは、国際取引の受け取りと支払いの勘定の1年間の記録を指します。内容として大きくは、経常収支と資本収支で大別します。

【国際復興開発銀行】
英語ではInternational Bank for Reconstruction and Development。世界銀行グループのひとつであり、途上国に対し、準商業ベースの融資を行う活動を行います。活動資金は、加盟国からの出資に加え世界の主要市場において調達されます。日本で発売される世銀債の大半が、この銀行の発行です。

【国際通貨基金】
通貨と為替相場の安定化を目的とする、国際連合の専門機関です。主な業務は、加盟国の出資金を原資として国際収支が悪化した国に融資を行うことです。

【固定相場制】
為替相場を一定の範囲内に固定する制度を指します。特に経済的基盤の弱い国において、為替レートの変動により経済が不安定になることを避けるために、この固定相場制を採っています。基本的には、貿易で結びつきの強い国の通貨に連動させる『ベッグ制』を行うことが多く、そうすることで為替レートの変動影響を受けずに貿易を行うことができます。なお、特定の国でなく幾つか複数の通貨についての平均値に連動させる『バスケット制』を採る場合もあります。

【コスト】
コストとは、持っているポジションの平均原価『持ち値』のことを指します。持ち値がよいことは収益に直結し、少しの押し目で振り落とされずに済むなど、取引全体を有利に行えるという意味で重要とされています。

【コンファーム】
為替取引において、取引内容を確認することを指します。FX取引ではFX会社が行っていることなので、投資家はあまり意識する必要はありません。

【ゴールデンクロス・デッドクロス】
2本の移動平均線を使うテクニカル分析を行う際に、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に抜けることをゴールデンクロスと呼び、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に抜けることをデッドクロスと呼んでいます。

【ゴトー日要因】
例として、貿易で半導体の会社が半導体を輸入する場合、取引先に対して決済日にドルを支払うことになります。貿易をはじめ多くの経済取引では5・10日などの区切り日が決済日になること、そのため、5・10日には決済用のドルが不足することが起こります。これに関連して『5・10日要因で、ドル買い需要が多い』となることを指します。

・「さ」からはじまる代表的なFX用語

【最終決済】
先物・オプション取引において、取引最終日までに決済されなかった建玉を、特別清算指数(SQ)など事前に取り決められた値で決済することを指します。

【最終清算数値】
最終決済を実施する際に、使用される値を指します。

【裁量取引】
投資家が、投資環境やテクニカル分析などに基づいての自身での判断を行い、株式や外国為替などの金融取引を行うことを指します。これに対して自身の主観を交えず、過去の値動きのデータなどを分析し、機械的に取引を行うことを自動取引・システム取引と呼びます。

【裁定取引】
割安のものを買い、割高のものを売ることで全体の上下動の影響をできるだけ排除しながら収益を挙げる手法を指します。異なる市場間で金利差・価格差・直先差を利用して、取引を行います。『アービトラージ』『さや取り』とも呼びます。

【差金決済】
現物の受渡しを伴わない、差金の授受による反対売買を指します。FXは差金決済取引の一種です。

【指値】
売買注文を行う際に、あらかじめ指定したレートにおいて売買を行なうことを指します。なお、指値買いを行う場合には、現在のレートよりも安い値段を選び、指値売りでは現在のレートよりも高い値段を指定して行います。これに対して、現在のレートよりも高くなったら買う・現在のレートよりも安くなったら売ることを選ぶ場合は、逆指値を使います。

【指値注文】
現在のレートより有利なレートであらかじめ指定する注文方法を指します。買い注文の場合、現在のレートより安いレートを指定します。売り注文の場合、現在のレートより高いレートを指定する手法です。

【差額決済】
外国為替取引や有価証券取引、デリバティブ取引を行う際に、当事者間で債権と債務を相殺し決済を行うことを指します。英語表記では『netting』とされるため、『ネッティング』と表すこともあります。帳簿の上で相殺を行うので実際の決済額が小さくなり、送金手数料の削減や外国為替手数料の削減、事務コストの削減、決済資金の削減などがメリットとなります。

【先物取引】
金融派生商品・デリバティブのひとつで、特定の原資産について、特定の期日・受渡日に、あらかじめ決められた価格で売買を約束する取引のことを指します。株価指数や債券、石油、貴金属、農産物などを原資産として、金融商品取引所に上場されているものです。

【先物理論価格】
現物の価格を基準に算出した、先物の理論上の価格のことを指します。これは現物価格に金利負担分を加味したものです。

【先渡取引】
インターバンク市場の外国為替取引のひとつで、約定から資金受渡日までの期間が3営業日以降の取引のことを指します。『先物・為替取引』『フォワード取引』とも表わされます。基本的には将来の為替リスクのヘッジなどに利用され、受渡日までの期間についての金利を考慮したうえでレートを決めます。取引形態は先物取引と同じです。ただし、相対取引、証拠金が不要、現物決済などが先物取引と異なってきます。なお、これに対して約定より資金受渡日までの期間が2営業日以内の取引のことを『直物取引』『スポット取引』表します。

【差金決済取引】
証券会社などの取引業者に証拠金=担保を預け、実際に株式などの原資産に投資するのではなく、原資産の価格や指数と照らし合わせて買値と売値の差損益部分を決済する金融商品を指します。英語表記では『Contract for Difference』となり、略して『CFD』ともいいます。基本的にはインターネットでの取引が中心となり、取引所を介さない取引業者との相対取引となります。あまり知られていませんが、FXは外国為替市場を参照原資産とするCFDの一種です。

【サポートライン】
チャート分析を行う際に、過去に数回、その水準で為替レートが下げ止まった価格帯のことをサポートライン・支持線と呼びます。この位置について市場参加者の多くは「これ以上相場が下落しないであろう」という認識を持ちやすいため、サポートラインを割り込んだ場合、損切り・ストップロスを誘発し、さらに大きな急落を起こすというケースも予測されるために注意が必要とされています。一方で、市場参加者の多くについて「これ以上相場は上昇しないであろう」という認識をもちやすい価格帯を『レジスタンスライン・抵抗線』と表します。

【サヤ】
相場の値段の開き、価格差のことを指します。『スプレッド』とも表わします。

【サヤ寄せ】
サヤが寄せ合うことを指します。具体的には、値段の開き・価格差が小さくなることを表わします。

【残玉】
未決済のまま残っている建玉のことを指します。

・初心者がイチからはじめる『FX』投資、投資リスクをできるだけ少ないふり幅にするために大事な『用語』を身につけよう。

FX用語集、今回は「く・け・こ・さ」を選んでご紹介しました。繰り返しになりますが、初心者がFX投資を行う上で用語を身につけることは大きな武器になります。経済ニュースやチャート分析のシミュレーションを行う上でも言葉を知っていると楽しみながら情報を得ることができるでしょう。次回は「し」以降より始まる用語集をお届けします。