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やっぱり強かったインデックス投資、1年間積み立てた結果が早くもヤバい

    

インデックス投資はFIREの黄金ルートといわれています。
分散性が高いためにリスクに強い一方で、経済成長がそのまま資産増につながるということで、長期目線でFIREを目指すには必須アイテムと言い切る専門家もいます。
私、カチケン編集部のTも、「インデックス投資はFIREに効く」と考える信者の一人です。
信者の一人として、去年ちょうどカチケンが休刊(?)する直前に始めた自身のインデックス投資、1年の結果を紹介したいと思います。
この結果を見るに、やっぱりインデックス投資は強かった、FIREには必須にアイテムだと再認識できます。

インデックス投資ってなに?

790点を超える日経平均株価指数の映像素材とロイヤリティフリー映像 - iStock

インデックスというのは、指数という意味です。金融マーケットにはたくさんの指数があって、その指数に投資するのがインデックス投資(指数投資)です。
指数の中でも有名なのが、株価指数。
日本であれば日経平均株価とTOPIXが有名ですね。アメリカだとNYダウ平均、S&P500、ナスダック100指数あたりが人気です。
その他にもイギリスのFTSE100、ドイツのDAX、香港のハンセン指数などなど、世界中の株式市場にはその市場の全体の値動きを示す株価指数があります。
その他にも資源価格や為替レートなど、さまざまなものの市場全体を示す指数がありますが、投資するとなると株価指数を選ぶのが一般的です。
理由は色々とありますが、低コストで成長性がある、というのがおそらくほとんどの人が株価指数でインデックス投資をしている理由だと思います(私もそうです)。
株価指数に限らず、指数はその市場全体の平均値、標準値を示します。つまり、インデックス投資は対象となる指数全体に対する投資ということです。
例えば、日経平均株価へのインデックス投資は、日経平均株価を構成する225銘柄に投資しているのと同じ効果が得られます。

インデックス投資のメリット6選

インデックス投資のメリットは、実にたくさんあります。
実際に投資をしている私の目線で、投資家にもたらされるメリットを挙げてみます。

メリット① リスクの分散性に優れている

投資にリスクは付き物です。株式投資の場合、特に怖いのが破綻リスクと値下がりリスクです。
株価が上がると思って買ったのに、その銘柄の企業が倒産したら株券は紙切れになりますし、株価が下がると含み損です。
程度の差はあるものの、どちらも避けたいですよね。
インデックスはそれぞれの株式市場全体の値動きを示す指数(平均値)への投資なので、特定の銘柄で何かが起きても市場全体への影響は軽微です。
225銘柄ある日経平均株価の構成銘柄のうち1社が赤字になって株価が急落したとしても、そのせいで日本の株式市場が総崩れになるわけではありません。アメリカの有名な指数、S&P500は主要な500銘柄なので日経平均のほぼ倍です。そのうち何社か倒産したところでS&P500が急落することは考えにくく(銘柄にもよりますが)、投資の基本であるリスクの分散性に優れているんです。
「卵を1つのかごに盛るな」というのは有名な投資格言で、1つのかごに全部の卵を盛る(集中投資)すると、そのかごを落とした時に全財産を失うから避けるべし、と説いています。
自分で銘柄を分散しようと思っても、初心者にはどう組み立てればいいのか分からないでしょう。
インデックス投資であれば、その時点で数百銘柄に分散投資をしていることになるので、お手軽です。

メリット② 手数料が安い

投資をするためには証券会社を利用する必要がありますが、その際には何らかの手数料が発生します。
株の売買をするのであれば売買手数料、投資信託を保有するのであれば信託報酬、ロボアドバイザーのような自動化サービスであればサービス利用料もかかります。
インデックス投資は市場全体への投資を機械的にするだけなので手数料が安く(しかも商品同士で手数料の安さを競い合っている)、投資コストを抑えられます。
投資で収益を上げても手数料で利益が飛んでしまっては意味がありません。この状況のことを手数料負けといいますが、実は日本では個人投資家が手数料負けをしているケースがとても多いんです。あまり手数料のことを考えず人任せにしている場合によくあります。
後述しますが、インデックス投資では投資信託やETFを購入することになります。これらの商品のうちインデックス型は機械的な運用をするだけなので信託報酬が安く、ほとんどタダ同然で保有できるようになってきました。
かつて投資の世界で名を馳せた山崎元氏は「手数料が0.5%を超える商品は絶対に買ってはいけない」と言い放っていましたが、私がこの記事で想定しているインデックス型の投資信託やETFの手数料はどれも0.1%にも満たないものがほとんどです。この安さ、投資期間が長くなるほど効いてきます。

メリット③ 経済成長=資産の成長になる

株価は、経済成長ととに上昇します。個別の銘柄はそれぞれの企業の業績などによって株価が影響を受けますが、市場全体となると景気や経済成長によって緩やかに上下します。
世界の経済は、長年ずっと緩やかな成長を続けてきました。これからもそうなることを前提にすると、経済成長に合わせて保有しているインデックス商品の価格が上がっていきます。
こちらは、世界最強指数といわれるアメリカのS&P500の長期チャートです。

2018年には2,500ポイントくらいだったものが、2025年12月の時点で6,900台。
単純に2018年から持っていただけでも資産が3倍近くになっているわけです。自分は何もしていないのに、アメリカの経済成長のおかげで資産が増えたわけです。
これこそインデックス投資の最大のメリットといえるでしょう。

メリット④ 投資のことを分からなくても今すぐ始められる

投資と言えば株、でも株を始めようと思っても何を買えばいいのか、今後有望な銘柄をどうやって探せばいいのか、疑問は尽きません。
株で成功するにはかなりの勉強と経験が必要なのは言うまでもなく、不用意に飛び込んでお金を動かしたらやけどをするのが目に見えています。
しかし、インデックスであれば専門知識は不要。長期的には上がるという前提で、株価指数と連動する商品をひたすら買っていればいいのですから。
どの株価指数を選ぶか、という分かれ目はありますが、だいたい日本の投資家であれば日本とアメリカの指数を買っておけばOKです。事実、私もそれで資産を増やしているのですから。
インデックス商品の中で有名なのは三菱UFJグループの「eMAXIS」シリーズですが、何も分からない人がこれを選んで買う、というだけでも利益が出ているはずです。

メリット⑤ 税金面でも有利

投資で得られた利益には、税金がかかります。株や投資信託、FXなどで儲かった金額に対して税率が20.315%なので、「だいたい2割が税金」と覚えておけばいいでしょう。
これらは分離申告課税の対象なので一律約2割ですが、それ以外の投資だと税率は異なります。
投資信託も対象なので利益には税金がかかりますが、それは利益を確定させた場合の話です。持っている投資信託やETFの価格が上昇しているだけだと、それは含み益です。それを売って現金化するまで課税されることはないので、老後のために長期的に積み立てをしている人などは運用中に税金がかかることはありません。
しかも、インデックス商品の多くはNISAの対象になっています。NISA口座でインデックス商品を買って利益が出て、それを売却したとしても最大1,800万円分までは非課税です。
これだけ税金面で優遇されている投資は他にあまりないので、インデックス投資は国も推奨しているということです。

メリット⑥ インフレに強い

6つ目のメリットは、これからの時代を生き残る上で重要なメリットです。
コロナ禍が明けた頃から、日本ではずっとインフレが進行しています。だいたい3%くらいのインフレ率なので、これを逆に考えると「現金の価値が毎年3%ずつ下がっている」ということになります。
100万円が来年には97万円、再来年は94万9,000円といったように、結構なスピードで価値が下がっていきます。
額面でお金が減るわけではないので気づきにくいですが、昨今の物価高でこれまでと同じお金で買えなくなっていることはお気づきですよね。
インフレが進んでいる世の中では、現金だけで資産を持つことが大きなリスクです。
インフレが進行すると、貨幣以外の資産である株も価値が高くなります。つまり、今の株価上昇はインフレが追い風になっているのもあるんです。
インデックス投資をしている人は株価の上昇によってインデックス商品の価格が上がり、インフレから資産を守っているわけです。
投資というとお金儲けにばかり目が行きがちですが、資産を守るためにも重要な経済活動なのです。

インデックス投資のリスク、弱点

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メリットがとても多くて死角がないように見えるインデックス投資ですが、もちろんリスクや弱点もあります。
それもしっかり踏まえておきましょう。

リスク、弱点① 長期投資なので短期間で爆発的には増えない

緩やかな経済成長に合わせて株価も上昇、それに合わせて市場全体が成長していくのに合わせてお金が増える…これがインデックス投資の本質です。
市場の平均値に投資しているわけで、それ以上の成長力は望めません。
このように平均値の運用のことをパッシブ運用といいますが、それに対して平均値を上回る運用成績を目指すのがアクティブ運用です。
アクティブ運用はリスクが高いですが、成功した時はインデックスよりも大きな利益を上げます。その代わり、市場の平均を下回る時もあります。
リスクを抑えている以上、短期間に大きなリターンを望めません。このためインデックス投資に物足りなさを感じる投資家もいます。
それでも銀行に預けているのと比べると高いリターンなのは間違いないなんですが。

リスク、弱点② インデックスであっても暴落はある

分散性に優れたインデックス投資ですが、もちろん市場全体が暴落する時もあります。
「100年に1回」と言われていることが10年に1回くらい起きたり、「10年に1回」と言われているようなことが数年に1回は起きるのが金融マーケットです。
私もこれまでに何度も暴落を経験しましたが、暴落にビビって辞めてしまうことが最大のリスクです。
というのも、これまでの暴落は必ずその後戻して、暴落前よりも成長しています。短期的な暴落で狼狽するのが一番のリスク、弱点といえます。

リスク、弱点③ 微妙な銘柄が含まれていることがある

インデックスは数百銘柄に分散投資をしますが、その中にはあまり魅力的ではない銘柄も含まれていたりします。
もちろん指数に組み込んだ時は有望な銘柄だったと思いますが、その後業績が悪化したり、不祥事を起こしたりして株価が暴落しているものの、次の銘柄組み替えまでは居座っていることも。
インデックス投資ではその内訳を選べないので、知らない間に「微妙な銘柄」に投資していることも少なくありません。
それによって直接的な損害を被ることはほとんどありませんが、中上級の株式投資家に言わせると「そういう銘柄に投資したくないから個別株をやっている」という人も少なくありません。

FIRE=勝ち組を目指すにはインデックス投資が最強である理由

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カチケンは、マネーリテラシーを高めることによって勝ち組を目指すことを目的としています。
その意味では、FIREは勝ち組だと思っています。だって、働かなくてもいいという選択肢があって、それを実行すれば投資の利益だけで生活ができるのですから。
例えば50代くらいでFIREを目指すのであれば、30代くらいからインデックス投資をしておくとかなりFIRE達成の確率は高くなると思います。
リスクに強いため資産の大半を溶かすような危険をあまり感じることなく、経済成長とともに資産が増えていくのですから。
しかもインデックス商品を運用している会社は、指数の構成銘柄を実際に保有しています。その保有銘柄では配当が発生するため、インデックス商品の内部では配当収入が発生しています。
しかし、多くのインデックス商品は配当を出していません。ではそのお金はどこに行くのかというと、ファンドに蓄積されます。
いちいち配当金を投資家に分配するとコストがかかる上に、投資家においても税金が発生する可能性があります。それならファンド内で再投資をして投資家に有利にしよう、というわけです。
このように運用益を積み増しながら運用すると、複利が発生します。複利運用をすると資産は加速度的に増えていくため、10年や20年といった期間においてインデックス積立投資をするとFIREが現実的になります。
もちろん50代以降の人であっても、早く始めるほど複利が効いてくるため、無駄にはなりません。
私も50代からインデックス投資を始めましたが、十分複利の力を実感できています。

私の1年間のインデックス積立投資成績

私は2025年10月から、インデックス投資を始めました。
ちょうどこのカチケンの更新がお休みになった頃ですが、その間もコツコツとインデックスを積み立てています。
私が投資しているのは、以下の3つです。

  • 日経平均株価連動型ファンド
  • S&P500連動型ファンド
  • ナスダック100指数連動型ファンド

これらを毎日1,000円ずつ積み立てる設定にしているので、毎日自動的に合計3,000円買っています。
これを1年少々続けたところ・・・

いかがでしょうか。1年少々で25万円以上増えています。
ちょうど半導体ブームに乗ってハイテク銘柄の指数であるナスダック100や半導体関連銘柄が多い日経平均株価が大きく上昇したので、その恩恵がそのまま反映しました。
普通はこんなに爆発的に増えるものではないんですが、改めてインデックス投資のオイシイ部分を実感できました。

インデックス投資の始め方、続け方

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私はこのインデックス投資を、SBI証券で続けています。
SBI証券には投資信託の自動積立機能があるんですが、他の証券会社にはない「毎日」が設定できるんです。
毎月〇日に購入、というのもいいんですが、株式市場はたまにプチ暴落をします。翌日に回復するようなプチ暴落が起きた場合、毎日積立をしているでその暴落時に安値を拾えます。
取得平均価格が低いほど相場が回復すると含み益が大きくなるので、私はこうして細かく買っていくのが好きです。
それができる証券会社は少なく、その一つであるSBI証券を愛用しています。
証券会社に口座を開設して、好きなインデックスと連動する投資信託(ETFでもいいです)を積立購入する設定をしておけば、あとは資金残高がなくならないようにすれば放置でOKです。
実際にやってみると分かりますが、とても簡単です。それだけでこんなに有意義な投資ができるのですから、ぜひやってみてください。