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【一緒に学ぼう】お金や金融、投資を学べる映画6選

    

こんにちは、編集者Mです。高度経済成長期、日本が先進国へと駆け上がっていたころ、銀行や郵便局に預けているだけで財形貯蓄できていた時代がありました。それくらい金利が高かった時代が確かにあったのです。

しかし90年代に、状況は一転しました。バブル経済が崩壊し、そこから転がり落ちるように超低金利時代となり、大手金融機関も相次いで破綻。戦後初のマイナス成長を余儀なくされ、日本銀行はゼロ金利政策を敢行。銀行や郵便局にお金を預けているだけでは、貯金は増えない時代となってしまいました。恐ろしい時代ですよね。そして皆様がご存知のように、かつては日本人には縁遠かった資産形成や資産運用についてその重要さが謳われるようになりました。

国の施策でも資産形成が重要視され、なんと2022年4月からは高校の授業の中でも「資産形成」の視点にも触れられることになったようです。しかして、かつて忌避されていた資産運用です。難しそう…よくわからない、博打みたいで怖いと感じている方はまだ多いでしょう。そこで『映画』です。まずは気軽にエンターテイメントで、投資や資産運用、金融のしくみにふれ、疑似体験してみませんか?楽しく作品を鑑賞し、あわせて投資の心得や教訓を学んでみましょう。今回は邦画編・海外作品編とわけてご案内いたします。

1.映画は邦画派!のあなたに、知識がなくても楽しめる日本映画で学ぶ作品編

まずは邦画編です。そもそも英語系の映画をみないという方でも気楽にご覧いただける作音をご案内しましょう。金融や投資、資産運用に関する知識がなくても楽しめる、お金がテーマの作品です。まなぶ!と肩に力をいれなくて大丈夫。だってあなたの知っているあの人この役者、俳優が出演する人気作品ですから、エンターテイメント作品としても楽しんでください。

1-1.『殿、利息でござる』

【ストーリー】金欠の仙台藩は百姓や町人への容赦なく重税を課し、破産と夜逃げが相次いでいた。さびれ果てた小さな宿場町・吉岡宿で、町の将来を心配する十三郎(阿部サダヲ)は、知恵者の篤平治(瑛太)から宿場復興の秘策を打ち明けられる。それは藩に大金を貸し付け利息を巻き上げるという、百姓が搾取される側から搾取する側に回る逆転の発想であった。計画が明るみに出れば打ち首確実。千両=3億円の大金を水面下で集める前代未聞の頭脳戦が始まった。「この行いを決して末代まで決して人様に自慢してはならない」という“つつしみの掟”を自らに課しながら、十三郎とその弟の甚内(妻夫木聡)、そして宿場町の仲間たちは、己を捨てて、ただ町のため、人のため、私財を投げ打ち悲願に挑む!

引用元:公式サイト

【キャスト・スタッフ】
阿部サダヲ 瑛太 妻夫木聡 竹内結子 寺脇康文 きたろう 千葉雄大 橋本一郎 中本賢
西村雅彦 濱田岳(ナレーション)重岡大毅(ジャニーズWEST)羽生結弦 松田龍平 草笛光子 山﨑努

監督:中村義洋  脚本:中村義洋・鈴木謙一  音楽:安川午朗
原作:磯田道史『無私の日本人』所収「穀田屋十三郎」(文春文庫刊)
音楽:「上を向いて歩こう」RCサクセション(ユニバーサル ミュージック)

一言)「武士の家計簿」で知られる歴史家・磯田道史による評伝「無私の日本人」に収録されている一編「穀田屋十三郎」を映画にした作品。金利や金融のしくみがわかりやすいエンターテイメント時代劇です。時代劇という切り口もおもしろく、1本の映画作品としてのお勧め星3つ。

1-2.老後の資金がありません!

【ストーリー】主婦・後藤篤子(天海祐希)は悩んでいた。 家計は妻に任せきりの夫・章(松重豊)の給料と篤子がパートで稼いだお金をやりくりして、娘(新川優愛)と息子(瀬戸利樹)を育て上げた。節約をモットーに、老後の資金をコツコツ貯めてきたはずなのに…親の葬式に330万、子供の派手婚に300万!そんな中、夫が失職!と次々とお金の災難が襲い掛かる!なんとかしてやりくりするものの篤子の努力はむなしく出費はかさむばかり。いよいよ姑・芳乃(草笛光子)への仕送りさえ捻出できなくなった篤子は、義理の姉夫婦との話し合いの席で、芳乃を引き取ると口走ってしまう。しかし、元・老舗和菓子屋女将は、超がつくほどの浪費家だった・・・!貯金0円が目の前に迫る!

引用元:公式サイト

【キャスト・スタッフ】
主演:天海祐希
松重豊 / 新川優愛 瀬戸利樹 加藤諒 柴田理恵 石井正則 若村麻由美
友近 クリス松村 高橋メアリージュン 佐々木健介 北斗晶 荻原博子(経済ジャーナリスト)
竜雷太 藤田弓子 哀川翔 毒蝮三太夫 三谷幸喜
草笛光子
原作:垣谷美雨「老後の資金がありません」(中公文庫刊)
企画プロデュース:平野隆
プロデューサー:岡田有正、下田淳行
脚本:斉藤ひろし
監督:前田哲
製作:映画『老後の資金がありません!』製作委員会
制作プロダクション:ツインズジャパン
配給:東映

一言)天海祐希さんのインパクトが強烈です。現実にリアルに起こりそうな事件やハプニングが随所に織り込まれており、老後についての心配や生き方を考えてしまう作品です。時代背景や現代と共感度が高く、お金についてわかりやすく理解できます。出演陣も豪華で、楽しめるコメディ映画に仕上がっています。

1-3.『ハゲタカ』資本主義の焼け野原…!!

【ストーリー】ハゲタカ=天才ファンドマネージャー・鷲津が日本企業に次々と買収を仕掛け、企業を「再生」させていく姿を描き、大反響を巻き起こしたNHKドラマ「ハゲタカ」。“企業買収”という斬新なテーマと迫力のストーリー展開、骨太な人間ドラマで、国内外で数々の賞を受賞した本格的社会派ドラマを完全映画化。世界金融危機前夜の混迷する現代日本に、今度は赤いハゲタカが舞い降りた・・・。

引用元:公式サイト

一言)2007年に放映されたNHKドラマ『ハゲタカ』の映画化作品です。テレビドラマの続編としてドラマの4年後を舞台に製作されました。原作は作家・真山仁さんの小説『ハゲタカ』シリーズ。一連の『ハゲタカ』『ハゲタカⅡ(「バイアウト」改題)』『レッドゾーン』をベースに描かれています。骨太な本格的社会派人間ドラマで、国内外で数々の賞を受賞。企業買収をテーマにした迫力のストーリー展開は手に汗を握るものであり、放送当時より注目を集めました。ドラマ「ハゲタカ」の4年後を舞台にした続編ですが、映画製作中にまさかのリーマン・ショックが起こり、脚本を大幅に書き換えたリアルな内容に変更したという背景があります。現代日本の未曾有の金融危機を反映した物語、経済や金融の時代性をより具体的に体感できるリアリティーは必見です。

2.映画は洋画派!海外ドラマ、俳優作品が大好きなあなたにお勧めの映画編

続いて洋画編です。今や映画は洋画派・邦画派なんてもしかしたらナンセンスかもしれませんが、それでも海外作品ならではのスケール感と派手さは魅力という意見も多く聞かれます。近頃は吹き替えが好き、いいややはり本人の声がいいの、なんて派閥もあるとかないとか。こちらも邦画と同じく、金融や投資、資産運用に関する知識がなくても楽しめる、お金がテーマのユニークな作品群を選んでみました。

2-1.『ウルフ・オブ・ウォールストリート』

【ストーリー】学歴や人脈もないまま、22歳でウォール街の投資銀行で働きだしたジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)。巧みな話術で人々の心を瞬く間につかみ、斬新なアイデアを次々と繰り出しては業績を上げ、猛烈なスピードで成り上がっていく。そして26歳で証券会社を設立し、約49億円もの年収を得るまでに。富と名声を一気に手に入れ、ウォール街のウルフという異名で呼ばれるようになった彼は、浪費の限りを尽くして世間の話題を集めていく。しかし、その先には思いがけない転落が待ち受けていた。

一言)実在した人物でかつて株式ブローカーだったジョーダン・ベルフォートの回想録を映画化したそうです。1980年代から1990年代のウォール街を舞台に、若くして大金を稼ぎ、その後証券詐欺の容疑で逮捕された彼の栄枯盛衰を追うドラマ。実話でありながらリアリティーを欠くほどのベルフォートの仰天エピソードは必見。衝撃的な実話を映画化したのは巨匠マーティン・スコセッシ監督。これホント?そんな言葉が漏れてしまうほどセンセーショナルなドラマであり、富と権力に溺れる怖さは見もの。ディカプリオの演技は勿論、実力派俳優たちの熱演も必見です。

2-2.『大逆転』

【ストーリー】大金持ちの老紳士兄弟が人格形成に重要なのは環境か、素養かの賭けをする。その犠牲になったのがハーバード大学出身のエリート、ウィンソープと貧しい黒人バレンタイン。フィラデルフィアの商品仲介会社を舞台に2人の立場が入れかわる。ラストのドンデン返しも痛快なコメディです。

一言)主人公らの知らない所でタチの悪い金持ち会長兄弟の企みで趣味のわるいゲームに巻き込まれるストーリーです。何にも知らないウィンソープは2人の罠にはまり、無一文で街に放り出され、また何にも知らないバレンタインは、いきなり大豪邸での夢の様な暮らしに逆転するが、さてどうなるか。お金について学ぶ上でこの映画をお勧めするポイントは「先物取引」を扱っているとことです。お金の流れだけでなく時代の空気感や、人間心理について見事な脚本が描かれています。もちろんコメディとしても秀作!テンポ抜群の演出は、エディ・マーフィが好きな方にもそうでない方にもエンターテイメント作品として超おススメです。

2-3.『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』

【ストーリー】2008年のリーマン・ショックなど、現在も続く世界金融危機の実態に金融マンや専門家などへの取材で肉薄。第83回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞に輝いた秀作。2008年9月、米国の大手証券会社リーマン・ブラザーズが倒産したのをきっかけに、世界金融危機が起きる。だが、その原因になった同国のサブプライムローン問題は、もう前年に発覚していた。なのに、誰もリーマン・ショックを阻止できなかったのはどうしてか。金融関係者のインサイダー情報や専門家の分析によれば、金融バブルをあえて大きくすることで荒稼ぎした面々がいるという。中には後のオバマ政権に加わる者もいて……。

一言)2007年、米国で発覚したサブプライムローン問題からの住宅バブル崩壊、続いて起こった2008年のリーマン・ショック。現在に長く続く世界金融危機。金融関係者のインサイダー情報や専門家、ジャーナリスト、政治家を取材し、「サブプライムローン問題時には発覚していたリーマン・ショック」は果たして止められなかったのかに迫ります。問題の核心に迫る展開はサスペンス映画のようです。インタビューに応じなかった誰か。得をしたのは誰なのか。責任を告発するドキュメンタリー。

3.おわりに

今回はお金や金融や投資を学べる映画選を、邦画・洋画別にご紹介しました。あくまで数本をご紹介したにすぎませんので、まだまだ有名な作品はたくさんございます。経済や金融業界に興味を持ったら、映画がおすすめ。金融に関する堅苦しい話もエンターテイメント・ストーリーで楽しみながら学べます。まだ見てない映画があればぜひ一度なりとご覧ください。映画っていいもんですね!